収入が上がっても、大抵貯蓄ができない
多くの庶民は、貯蓄が少ないのは収入の低さをその原因に挙げるが、実は収入が上がっても大抵の場合貯蓄は増えない。収入が増えることによって余剰金が発生するんだから貯蓄ができるはずという風に多くの人は考えるが、実際にはそうはならないのが現実なのだ。というのも、多くの人は収入が上がると大きな過ちを犯すことを理解していないのだ。それは、
生活水準を上げてしまう
のだ。生活水準を変えなければ確かに貯蓄ができるのだが、多くの人は収入が増えると気が大きくなって生活水準を上げてしまう。その結果、出費が増えて余剰金を作れず、貯蓄ができないのだ。
収入が高くても、貯蓄がない人もいる
実際世の中には、収入が高くても宵越しの金は持たないかのごとく、貯蓄がないという人もいる。せっかく入ってきたお金を全て使い切ってしまい、貯められないのだ。このようなお金の使い方では一向に貯蓄ができず、年老いて体が動かず働けなくなった時に、一気に貧困になってしまう。
このことから収入額の問題ではないことがわかる。
出費をコントロールしないことには貯蓄できない
このことから、貯蓄をするには収入を増やす前に、出費をコントロールして生活水準を抑えない限り不可能である。せっかく収入があっても、ギャンブルやお酒に使っていたらお金は増えないし、ボーナスや臨時収入が入ったとばかりに贅沢をして使い切ってしまっても、お金は貯まらない。
お金は稼ぐのではなく、コントロールすること。この管理能力の有無こそが、貧富の差を作ると心得ることだ。