今回は入院してからSRSを受け、退院するまでを説明します。この辺は、ナグモクリニックのHPにも書かれていないことなので、ここでしかわからないかもしれません。
入院中の流れ
入院時については下記の通りです。ただし、私の場合はフルメニューで手術した上、しばらく出血が止まらなかったため、入院期間が延長されました。多くの方はこれよりも短い期間で退院し、その後ホテルからの通院となります。
記憶がおぼろげなので、ところどころ日にちが前後しているかもしれません。概ねこんな流れだというのを掴んでいただければと思います。
大変だったところ
もちろん全てが順調だったわけではありません。個人的に大変だったところを挙げていきます。
出血が医師の予想外に多かった
2回目の施術を延期するほど出血が多かったです。膣の中に突っ込んだガーゼが何回交換しても真っ赤になってしまい、予定外の輸血まで検討するほどでした(実際は、そうなる手前でなんとか止まりました)。
原因は血液型にあります。というのも私はO型なのですが、このO型の血液は赤血球と血小板とが結びつきにくく、凝固しにくい特性があるからです。詳しく説明すると、本来O型はゼロ型と呼ばれていました。なぜかというと、A型は血液細胞にAのタイプの突起が付いていて、B型はBのタイプの突起が付いているのですが、O型はそのいずれも付いていないからです。
ゆえに引っかかる部分がないから凝固作用を持つ血小板とくっつきにくく、液体の状態を維持してしまうためO型は血が止まりにくいのです。これはタイでSRSを受けた他のO型のYouTuberさんも言ってました。
手術直後の背中の痛み
大きな手術をしたから術後縫合部の痛みが強くて大変だったという話を聞きますが、私の場合はそんなことありませんでした。麻酔や痛み止めがよく効いていたのだろうと思います。
その代わり、背中と腰の痛みが酷かった。痛すぎてまともに寝返りできないくらい。恐らく、手術中何時間も同じ仰向けの姿勢で寝ていて、寝返りを打てなかったからだと思います。紐で縛られて、腕を固定されていたし。結果、背中と腰に負担がかかって、凝り過ぎてしまったのが痛みとして出たのでしょう。
これも他の人で言っているの見ました。
入院中のベッドの変遷
大病院では起こらないと思いますが、クリニックであるため名古屋院は入院用の病床が少なく、他の患者のためにベッドを空けるという珍事が発生。その頃には痛みも引いていたのでよかったですが、バックヤードみたいなところにある簡易ベッドに移ったのは、ちょっとびっくりしました。
良かったところ
最後に良かったところを挙げていきます。
日本語が通じる
当たり前ですが、名古屋なので日本語が通じます。何なら名古屋弁も通じるかも。だから医師や看護師へ直接症状を伝えられます。アテンド不要。
事前の自前での陰部の脱毛が不要
移植用の皮膚シートを作る際に、医師の方で脱毛処理をしてくれるので、患者が事前に脱毛サロン等へ行く必要がないです。
病院食ではなく出前
良いとも悪いとも言えませんが、クリニックなので食事は出前です。病院食は味気なくて嫌いという方にはいいのではないでしょうか。まあ、内臓や循環器に不調があって手術したのではないので、特に食事に配慮する必要がないですから。なので私は、名古屋であることと精力を付けるために、割高なのを承知で鰻の釜めしにしました。釜寅のカタログ持ってこられた時は、正直ギャグかと思いましたけど。
ナグモクリニックHP
https://www.nagumo.or.jp/
ナグモクリニックGID外来
https://www.gidcenter.com/
国内SRSの手順と対応クリニック(準備編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/03/srs.html
国内SRS直前の流れと用意するもの(入院前編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/03/srs_31.html
国内SRSの話(執刀医編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs.html
国内SRSの話(術式編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs_2.html
国内SRSの話(入院中編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs_3.html
国内とタイのSRSメリット・デメリット(MTF)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srsmtf.html
SRSは万能薬ではない
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs_18.html
歩き方に出る男女の違い
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/07/blog-post.html
LGBTERで私のことが紹介されています
LGBTERでの紹介はこちら
https://lgbter.jp/lgbter/akari-yoshida/
入院中の流れ
入院時については下記の通りです。ただし、私の場合はフルメニューで手術した上、しばらく出血が止まらなかったため、入院期間が延長されました。多くの方はこれよりも短い期間で退院し、その後ホテルからの通院となります。
【1日目】
クリニックへ到着
▼
病室へ荷物を置き、着替える
▼
手術室へ移動
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手術台へ移動し、体を固定
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患部の消毒と麻酔
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執刀開始
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男性器除去/外陰部形成/造膣/尿道カテーテル装着
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6時間ほどで病室へ(1日目終了)
【2日目】
目覚め
▼
点滴を常時打たれている
▼
とにかく安静
(この間に採取した皮膚シートの脱毛処理)
▼
就寝(2日目終了)
【3日目】
目覚め
▼
術部を診察
出血が止まらず、輸血を検討
▼
皮膚移植手術延期
▼
就寝(3日目終了)
【4日目】
目覚め
▼
術部を診察
止血確認し、輸血回避
▼
ようやく手術室へ
▼
膣壁に皮膚シートを張り付ける施術
▼
数時間で病室へ(4日目終了)
【5日目】
目覚め
▼
術部を診察
移植した皮膚の確認
▼
ベッドで安静
▼
就寝(5日目終了)
【6日目】
目覚め
▼
術部を診察
この日あたりで抜糸したような
▼
トイレトレーニング
尿道カテーテルに輪ゴムをつけて、尿意の感覚を取り戻す訓練
▼
他の患者さんに医療用ベッドを譲るため、急遽別室のベッドへ移動
▼
就寝(6日目終了)
【7日目】
目覚め
▼
歩行訓練
ふらつくこともなく、院内を少し歩く
▼
医療用ベッドが空いたので戻る
▼
診療所のため調理場が無く、出前を取ってくれる
釜寅のメニューを渡され、名古屋なので鰻の釜めしをチョイス
▼
就寝(7日目終了)
【8日目】
目覚め
▼
尿道カテーテルを抜く
トイレへ行き、自力で排尿できるかテスト
勢いよく排尿できたので問題なし
▼
ダイレーションキットを渡されてやり方を体験しながら教わる
▼
一通り成功したので、退院の許可が出る
▼
着替えて退院、元のホテルへ
▼
再度ホテルにチェックイン
▼
部屋へ行き、就寝(8日目終了)
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記憶がおぼろげなので、ところどころ日にちが前後しているかもしれません。概ねこんな流れだというのを掴んでいただければと思います。
大変だったところ
もちろん全てが順調だったわけではありません。個人的に大変だったところを挙げていきます。
出血が医師の予想外に多かった
2回目の施術を延期するほど出血が多かったです。膣の中に突っ込んだガーゼが何回交換しても真っ赤になってしまい、予定外の輸血まで検討するほどでした(実際は、そうなる手前でなんとか止まりました)。
原因は血液型にあります。というのも私はO型なのですが、このO型の血液は赤血球と血小板とが結びつきにくく、凝固しにくい特性があるからです。詳しく説明すると、本来O型はゼロ型と呼ばれていました。なぜかというと、A型は血液細胞にAのタイプの突起が付いていて、B型はBのタイプの突起が付いているのですが、O型はそのいずれも付いていないからです。
ゆえに引っかかる部分がないから凝固作用を持つ血小板とくっつきにくく、液体の状態を維持してしまうためO型は血が止まりにくいのです。これはタイでSRSを受けた他のO型のYouTuberさんも言ってました。
手術直後の背中の痛み
大きな手術をしたから術後縫合部の痛みが強くて大変だったという話を聞きますが、私の場合はそんなことありませんでした。麻酔や痛み止めがよく効いていたのだろうと思います。
その代わり、背中と腰の痛みが酷かった。痛すぎてまともに寝返りできないくらい。恐らく、手術中何時間も同じ仰向けの姿勢で寝ていて、寝返りを打てなかったからだと思います。紐で縛られて、腕を固定されていたし。結果、背中と腰に負担がかかって、凝り過ぎてしまったのが痛みとして出たのでしょう。
これも他の人で言っているの見ました。
入院中のベッドの変遷
大病院では起こらないと思いますが、クリニックであるため名古屋院は入院用の病床が少なく、他の患者のためにベッドを空けるという珍事が発生。その頃には痛みも引いていたのでよかったですが、バックヤードみたいなところにある簡易ベッドに移ったのは、ちょっとびっくりしました。
良かったところ
最後に良かったところを挙げていきます。
日本語が通じる
当たり前ですが、名古屋なので日本語が通じます。何なら名古屋弁も通じるかも。だから医師や看護師へ直接症状を伝えられます。アテンド不要。
事前の自前での陰部の脱毛が不要
移植用の皮膚シートを作る際に、医師の方で脱毛処理をしてくれるので、患者が事前に脱毛サロン等へ行く必要がないです。
病院食ではなく出前
良いとも悪いとも言えませんが、クリニックなので食事は出前です。病院食は味気なくて嫌いという方にはいいのではないでしょうか。まあ、内臓や循環器に不調があって手術したのではないので、特に食事に配慮する必要がないですから。なので私は、名古屋であることと精力を付けるために、割高なのを承知で鰻の釜めしにしました。釜寅のカタログ持ってこられた時は、正直ギャグかと思いましたけど。
ナグモクリニックHP
https://www.nagumo.or.jp/
ナグモクリニックGID外来
https://www.gidcenter.com/
国内SRSの手順と対応クリニック(準備編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/03/srs.html
国内SRS直前の流れと用意するもの(入院前編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/03/srs_31.html
国内SRSの話(執刀医編)
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国内SRSの話(術式編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs_2.html
国内SRSの話(入院中編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs_3.html
国内とタイのSRSメリット・デメリット(MTF)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srsmtf.html
SRSは万能薬ではない
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs_18.html
歩き方に出る男女の違い
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/07/blog-post.html
LGBTERで私のことが紹介されています
LGBTERでの紹介はこちら
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