国内SRSの話(術式編)
これまで手術に至るまでのことを記事にしてきました。今回は本丸にあたる手術の件についてお話します。
術式について
ナグモクリニックでは、胸部、SRSにかかわるほとんどの術式を取り扱っております。総合病院ではない法律上診療所に分類される医療機関の中では、最も技術力のあるクリニックだと思います。ひとえに埼玉医大で学ばれた山口医師のお陰だと思います。それだけに、沢山のオプションがあり文章ではわかりずらいので、表にしてみます。
※1基礎疾患、常用薬がある場合、妊娠中の場合はできないことがあります。
※2両性具有者は要相談。
※3造膣なしも選択可能。
ナグモクリニックにおける手術について
よく造膣術について語っている当事者がいますが、無自覚に間違った情報を流している人がいるので、信じてはいけません。手術を受けたとはいえ医療従事者ではないので医学的知識がなく、素人考えで話している例が散見されます。実際言った本人にエビデンスを尋ねたら、答えられないと思います。私のこの記事が正しい情報ですので、ぜひお読みください。
手術を2回に分けてやるのは技術がないからではない
時々、「日本では造膣をするのに2回に分けてやるから技術がない」、「タイは1回で済ませるから技術力が高い」という人がいますが、その人は手術の詳細を知らない人です。なにより、見落としている箇所があります。タイの場合、大抵手術前に本国で陰部の永久脱毛をするように厳命されます。ナグモクリニックの場合は陰部の永久脱毛は求められません。
なぜかというと、皮膚シートを採取した後、ナグモクリニックの方で脱毛処理をしてくれるからです。ただ、根気のいる作業のため時間が必要になるので、中1日必要なのです。
反対にタイが1日で終えられるのは、患者に前もって脱毛させることで執刀医の手間を省いているからで、技術の問題ではありません。なので、患者側のコストが高くなります。
このことから、ナグモクリニックの手術では脱毛サービスがあります。
玉抜きについて
海外の患者はあまりしませんが、日本の場合男性ホルモンの分泌を断つために精巣除去手術(いわゆる玉抜き)のみを先んじて行う人が多いです。その結果、陰嚢が委縮して皮膚の残量が少ないケースが多く、術式の選択肢が絞られたり、修正しようにも皮膚が足りなかったりすることになります。
ナグモクリニックではそのようなことを懸念して、HPにてなるべくなら玉抜きをおススメしないことを記載しています。
※玉抜きした方でも、執刀はしてくれます。ただし、事前の診察で皮膚残量のチェックがあるため、足らないと判断された場合はタイでの手術と同様反転法を選択できなくなります。私は事前の玉抜きをしなかったため、皮膚が足りて反転法で行いました。
見た目について
国内SRSの術例写真が公開されていないし、見せ合うこともしていないので、客観的に美醜を判断することができません。多くの場合、タイでオペした者同士で比べ合っているので、見たことがないのに国内SRSが悪い言うのはナンセンスです。
私がオペした頃はまだ駆け出しでしたが、今は10年以上キャリアを積んでおり、ナグモクリニックの山口医師は国内有数の臨床数を誇るので、腕は大分上がっていると思います。さらに、修正手術も承っているのはタイと一緒なので、以前ほど違わないかと思います。
アフターフォローについて
日本国内で手術を受けるので、術後のアフターフォローや経過観察を執刀医にしてもらうことができます。この点がタイでのオペとの大きな違いです。ナグモクリニックの山口医師は東京に出向することもあるので、わざわざ名古屋に行かなくても診てもらうことができます。その際に修正手術をお願いすることもできます。
ナグモクリニックHP
https://www.nagumo.or.jp/
ナグモクリニックGID外来
https://www.gidcenter.com/
国内SRSの手順と対応クリニック(準備編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/03/srs.html
国内SRS直前の流れと用意するもの(入院前編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/03/srs_31.html
国内SRSの話(執刀医編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs.html
国内SRSの話(術式編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs_2.html
国内SRSの話(入院中編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs_3.html
国内とタイのSRSメリット・デメリット(MTF)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srsmtf.html
SRSは万能薬ではない
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs_18.html
歩き方に出る男女の違い
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/07/blog-post.html
LGBTERで私のことが紹介されています
LGBTERでの紹介はこちら
https://lgbter.jp/lgbter/akari-yoshida/
術式について
ナグモクリニックでは、胸部、SRSにかかわるほとんどの術式を取り扱っております。総合病院ではない法律上診療所に分類される医療機関の中では、最も技術力のあるクリニックだと思います。ひとえに埼玉医大で学ばれた山口医師のお陰だと思います。それだけに、沢山のオプションがあり文章ではわかりずらいので、表にしてみます。
MTF | FTM | |
ホルモン | 注射※1 | 注射※1 |
胸部 | 豊胸手術 | 乳腺除去手術 |
麻酔 | 全身麻酔 硬膜外麻酔 腰椎麻酔 局所麻酔 |
全身麻酔 硬膜外麻酔 局所麻酔 |
陰部※2 | 精巣摘出術 陰茎切除術 外陰部形成術(陰唇・陰核形成) 反転法造膣術(陰嚢皮膚使用)※3 大腸法造膣術(S字結腸使用)※3 パッキング法膣再建 大腸法膣再建 他院術後外陰部修正 |
子宮卵巣摘出術 膣閉鎖術 尿道延長術 陰嚢形成術(睾丸形成術含む) 陰茎形成術 亀頭形成術 他院術後修正 |
リンク | ナグモHPへ | ナグモHPへ |
※1基礎疾患、常用薬がある場合、妊娠中の場合はできないことがあります。
※2両性具有者は要相談。
※3造膣なしも選択可能。
ナグモクリニックにおける手術について
よく造膣術について語っている当事者がいますが、無自覚に間違った情報を流している人がいるので、信じてはいけません。手術を受けたとはいえ医療従事者ではないので医学的知識がなく、素人考えで話している例が散見されます。実際言った本人にエビデンスを尋ねたら、答えられないと思います。私のこの記事が正しい情報ですので、ぜひお読みください。
手術を2回に分けてやるのは技術がないからではない
時々、「日本では造膣をするのに2回に分けてやるから技術がない」、「タイは1回で済ませるから技術力が高い」という人がいますが、その人は手術の詳細を知らない人です。なにより、見落としている箇所があります。タイの場合、大抵手術前に本国で陰部の永久脱毛をするように厳命されます。ナグモクリニックの場合は陰部の永久脱毛は求められません。
なぜかというと、皮膚シートを採取した後、ナグモクリニックの方で脱毛処理をしてくれるからです。ただ、根気のいる作業のため時間が必要になるので、中1日必要なのです。
反対にタイが1日で終えられるのは、患者に前もって脱毛させることで執刀医の手間を省いているからで、技術の問題ではありません。なので、患者側のコストが高くなります。
このことから、ナグモクリニックの手術では脱毛サービスがあります。
玉抜きについて
海外の患者はあまりしませんが、日本の場合男性ホルモンの分泌を断つために精巣除去手術(いわゆる玉抜き)のみを先んじて行う人が多いです。その結果、陰嚢が委縮して皮膚の残量が少ないケースが多く、術式の選択肢が絞られたり、修正しようにも皮膚が足りなかったりすることになります。
ナグモクリニックではそのようなことを懸念して、HPにてなるべくなら玉抜きをおススメしないことを記載しています。
※玉抜きした方でも、執刀はしてくれます。ただし、事前の診察で皮膚残量のチェックがあるため、足らないと判断された場合はタイでの手術と同様反転法を選択できなくなります。私は事前の玉抜きをしなかったため、皮膚が足りて反転法で行いました。
見た目について
国内SRSの術例写真が公開されていないし、見せ合うこともしていないので、客観的に美醜を判断することができません。多くの場合、タイでオペした者同士で比べ合っているので、見たことがないのに国内SRSが悪い言うのはナンセンスです。
私がオペした頃はまだ駆け出しでしたが、今は10年以上キャリアを積んでおり、ナグモクリニックの山口医師は国内有数の臨床数を誇るので、腕は大分上がっていると思います。さらに、修正手術も承っているのはタイと一緒なので、以前ほど違わないかと思います。
アフターフォローについて
日本国内で手術を受けるので、術後のアフターフォローや経過観察を執刀医にしてもらうことができます。この点がタイでのオペとの大きな違いです。ナグモクリニックの山口医師は東京に出向することもあるので、わざわざ名古屋に行かなくても診てもらうことができます。その際に修正手術をお願いすることもできます。
ナグモクリニックHP
https://www.nagumo.or.jp/
ナグモクリニックGID外来
https://www.gidcenter.com/
国内SRSの手順と対応クリニック(準備編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/03/srs.html
国内SRS直前の流れと用意するもの(入院前編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/03/srs_31.html
国内SRSの話(執刀医編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs.html
国内SRSの話(術式編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs_2.html
国内SRSの話(入院中編)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs_3.html
国内とタイのSRSメリット・デメリット(MTF)
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srsmtf.html
SRSは万能薬ではない
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/04/srs_18.html
歩き方に出る男女の違い
https://akachinmoney.blogspot.com/2023/07/blog-post.html
LGBTERで私のことが紹介されています
LGBTERでの紹介はこちら
https://lgbter.jp/lgbter/akari-yoshida/
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