投資は相場物なので時々で価格変動があり、リスクが伴うものです。そのリスクを少なくし、できる限り安定した運用をさせるには、リスクヘッジが不可欠です。
そこで、ここでは私が採っているリスクヘッジ方法をご紹介します。
基本的にETFを買い増し
個別株には資金の少ない初期段階では手を出しません。個別株の場合、会社の業績や時期に左右されやすいので将来の予測が付きにくいのと、単体ではリスクの相殺ができないため安定化しないからです。
それに引き替えETF(Exshange Traded Funds:上場投資信託)は投資信託の一種で、一つの銘柄の中に数十~数百の株や債券などが含まれています。その中で運用成績が相殺され個々の会社の業績に左右されにくいため、価格が安定しやすく、リスクヘッジが効かせられます。
さらに、株式指標に順じて価格変動されるため予測が付きやすく、大きな利益は望めないものの損失も出しにくいことからインデックス投資にも用いられるため、かなり需要があるので安パイです。
10種類の銘柄を保有
前項でも書いたようにETF単体でもリスクヘッジの効果があるものの、株式市場で売買されることからETF自体にも価格変動があるので、リスクがあると言えます。
そこで私の場合は10種類程度のETFとJ-REIT(不動産上場投資信託)を購入することで、さらなるリスクヘッジを行っています。日本株系だったら、東証平均株価型、デジタル特化型、TOPIX型と、米国株系ならNYダウ型、S&P500型、ナスダック型とに振り分けています。
こうすることで個々のETFの価格変動にバラつきを持たせられるので、リスクの相殺が可能となりトータルでの価格の上下動を小さくできます。
金(ゴールド)も併せて保有
とは言え多くのETFは株式の運用によって成り立っているので、下げ相場となれば総じて価格を下げることになります。そんな事態にも対応させるために、金地金も保有しています。と言うのも、株式価格に割合反比例するように金は価格変動するため、株やETFへのリスクヘッジとして有効だからです。
しかもここ近年は、貴金属宝飾品としての需要の他に半導体の材料としても大量に消費されているため年々右肩上がりで価格上昇しており、恐らくこの傾向は今後も続くとみられるので、投資対象としては魅力的です。
欠点は先物であるために配当や分配金が発生せず、売買での差額でしか利益を出せないこと。ただ、電子化されてしまった株や投資信託と違って現物取引も可能なので、安心を得るために実態のあるものをという方にはおススメです。
まとめ
このように私の場合は3段階のリスクヘッジを効かせているので、トータルでの価格変動をかなり小さくできていると思います。実際、世界情勢の変化で株やETFの価格が下がった時も金のお陰で助かっていますし、個々の会社の業績をチェックする必要もないため、仕事をする時間も確保できています。
さらに、リスクの軽減ができたことで安定した収益が得られ、不労収入化しました。結果的に焦りが無くなりメンタルが落ち着いて、精神の安定も得られています。