2025年1月28日火曜日

読むのと違う「読解力」

 ネットの普及に伴ってより文章に触れる機会が増えています。SNS、ニュースサイト、HP、ネット動画など、数多くの媒体が作られています。さらにそこへレビューやポストを書き込めるようになったことで、相手の受け取り方や反応が可視化されるようになりました。これによって露わになったのが、読解力の差だ。

 この読解力のレベルによって、文脈を読み取れなかったり、筆者の意図を汲み取れず誤解を招いたり、真意が見えず勝手に決めつけたりします。その結果、人とまともに関係を築けない人、言葉がわからない頭の悪い人、説明に手間がかかる面倒くさい人という印象を与えてしまい、自分にとってかなりのデメリットを被ることになります。

 そこで読解とはどういう状態か、読解力が無いと困ること、読解力が無い人がやりがちなこと、読解に必要なものは何なのかについて解説します。

読解と読書と感想は違う

 さて読解ですが、そもそもこの意味をご存じでしょうか?辞書を引くと「文章を読んで内容を理解すること。」(旺文社国語辞典参照)とあります。ということは、文章を読んだだけではダメなんです。読んだだけというのは、ただの読書です。

 加えて内容の理解が必要で、内容のジャッジや決めつけをしてもいけないのです。あなたがどう思ったか、どう感じたかは感想であって、読解ではありません。大体感想の場合、目線が自分にチェンジしてしまっていることからも、違うのがわかります。

 さらに言うと、読解を大和言葉にすると読み解くと言います。つまり読んで解き明かすということ。書かれている文章を読み、尚且つ自分がどう思ったかではなく、著者がその文章の中で何を言わんとしているのかを解明するのが読解なのです。

読解力がないと困ること

 読解力が無いと困るのは誰でもわかると思いますが、実際にどういうシチュエーションで問題を発生させるのでしょうか。

①人間関係のすれ違いが起きる

 まず挙げられるのは、人間関係のすれ違いでしょう。読解ができないと相手の言っていることを正確に理解できないため、間違った認識をしてしまいます。時間を間違えるのも良くないですが、人間関係ともなれば一生の仲違いにだってなりかねません。人の気持ちがわからないヤツ、空気の読めないヤツ、相手の立場に立って考えられないヤツといって、レッテルを貼られるかもしれません。そうなると周囲から孤立し、グループ内にいずらくなってしまいます。

②生活で困る

 物語や随筆なら登場人物の行動から心情や理由などを読み取れないことになります。そうなると物語の真相や登場人物の表の顔とは裏腹な心情がわからなくて、あまり面白みを感じないかもしれません。

 実社会では、説明書の内容がわからなくて上手く操作できない、契約書の注意事項がわからなくて不利な条件で契約してしまうといったことが起こりえます。試験問題がわからなくて問題が解けないなんてのも、あるあるだと思います。

③浅い関係しか作れない

 読解ができないことで相手の真意を理解することができないため、上辺だけの理解に留まってしまいます。その結果、当たり障りのない人付き合いに終始してしまい、相手と深く親密な関係を築くことができません。しかもそのような浅い関係は切ったり切られたりが容易なため、関係を持ったとしても短期間で終わったり、自然消滅しやすかったりします。

④騙されやすい・振り回されやすい

 読解ができないということは相手の意図が読めないわけで、そうなると相手の言うことを鵜呑みにしてしまい騙されたり、裏切られたりすることが多くなります。

 人間関係においても、読解力がないと相手の行動や言葉尻にしか目が行かないので、その奥にある相手の本心に気づくことができず、相手の反応への対処に終始するばかりで翻弄されることになります。

読解力がない人の特徴

 とはいえ自分に読解力があるかどうかわからないと、改善のしようがありません。そこで読解力のない人にありがちな行為を挙げてみました。どの点が自分にあてはまっているかチェックしてみてください。

①早とちりが癖になっている(一部の単語しか見ていない)

 まず一つ考えられるのが、早とちりが多いという点です。このタイプは全文を読む前に、一部の単語だけを見てわかった気になってしまっています。これでは誤読が頻発し、読解以前の問題になります。

 実際私の母がこのタイプで、回転寿司のポップの「ふり塩鮪一貫盛り」の「ふり」だけを見て、「ぶり」だと勝手に判断しておりました(写真まで載っていたにもかかわらず)。こうなると魚の種類まで異なってしまうので、思っていたものと違う商品が届くことになります。

 他にも精神科診療で除外診断(他の疾患や障害を併発していないか確認するための診察)と言われる診療行為があるのですが、その「除外」の字だけを見て患者を排除している差別的だと勝手に判断して、口論になり関係悪化を招いている人もいました。

 恐らく根底に、特定の物に注意が向くと他のことに目が行かなくなるシングルフォーカスの特性があるものと考えられます。これは脳の特性とも絡む問題なので、結構複雑です。

②文法理解が不十分

 結構見過ごされがちだと考えられるのが、文法理解の度合いです。特に接続詞や代名詞の扱いが意外とズレていたり、見逃したりする人が散見されます。

 例えば逆説の接続詞(が、しかし、だが、にもかかわらずなど)が使われているにもかかわらず、順接としてとってしまい、辻褄の合わない理解をしてしまう人を見たことがあります。

 あと一定数いると言われているのが、代名詞やこそあど言葉(これ、それ、あれ、どれ、ここ、そこ、あそこ、どこなど)の差している物事がどれなのかがよくわからないという人です。日常の会話で
差してるものがわからないのは、相手の説明不足のケースも多々あるので問題にはしませんが、文章の場合は前文が必ずあるので、事前に差しているものが書いてあります。そう、事前に説明した上で代名詞が使われているにもかかわらず、差しているものがわからないという人がいるのです。このケースは発達障害者によく見られるとのことです。

③文脈が読み取れていない

 文脈というのは辞書によると、「文章の筋道。文章の続きぐあい。」(旺文社国語辞典参照)とあります。ちょっとわかりにくいので説明すると、その文章から傾向やプロセスを見出すことと考えられます。なのでこの傾向やプロセスから逸脱していると、間違った解釈になるので読解力がないことになります。

④自分視点しか持てない

 自分視点しか持てないというのは、読解する上でかなりハンデになります。というのも読解というのは、著者の考えを文章から推し量り理解する行為なので、まず著者の視点に立たねばなりません。しかし自分視点しか持てないとなると、そのスタート地点にすら立てないことを意味するからです。

 というのも自分視点で見たものというのはあくまで自分から見た場合の話であって、著者から見たものとは異なるからです。なので一旦自分目線や自分の考えを捨てる必要があるのですが、これができないと間違った視点で見てしまうので見ているものが異なってしまい、間違った解釈をすることになります。

⑤自分の考えや解釈を勝手に入れてしまう

 読解では著者の意図を問われているのに、「自分はこう思ったから」とか「自分はこう判断したから」と言って、勝手に自分の都合で解釈を変えてしまう人もいます。常に自分視点しかなく、先入観にとらわれやすい人にありがちです。ただそれは読者であるあなたの考えであって、著者の考えではありません。これは考えのすり替えが起こっており、もはや読解ではありません。

 読解の主体はあくまで著者であって、自分ではありません。なので書かれた文章の範囲内で言えることを理解しなければならず、自分の考えを盛り込むのは言語道断でNGです。これは著者が言ってないことを言ったように見せかける行為で、デマ・虚偽になるので止めましょう。

⑥学習障害の可能性

 最後に注目したいのが学習障害です。近年発達障害の一形態として、学習障害があることがわかってきました。その学習障害にもいくつかのパターンが存在し、その一つとして読字障害があります。これは文章を読むのに困難を抱える障害で、

①一個一個の単語の意味はわかるが、文章になるとわからない。
②文を端から順番に読むことができず、いくつかの行を飛ばしてしまう。
③文字や語彙の習得が困難で、わからない言葉が出てきても調べずに飛ばしてしまう。

などの症状があります。

読解力を高めるには

 では実際に読解力を高めるにはどうしたらよいのでしょうか?以下の点を注意、トレーニングをしてみましょう。

①すぐに反応せず、落ち着いて全部を読む

 早とちりの人はとにかく反応や結論を焦り過ぎです。まずは落ち悔いて冷静になることが必要です。加えて確認する癖がついていないので、最初は面倒に感じるでしょうが失敗するほうがもっと痛いので、いちいち確認を挟むトレーニングをしましょう。1カ月程度続ければ習慣化して面倒くささも無くなり、落ち着いて読めるようになります。

②文法を厳密に守る

 文法に従わず自己流の読み方をしていると、当然著者の真意とは異なった解釈になってしまいます。そうならないためには文法をちゃんと守る必要があります。これをできるようになるには、接続詞や助詞、助動詞を見逃さないこと、代名詞の差しているものが何かわかること、文章になった時にどんな意味になるかを考えることが必要です。

③背景事情を推理しながら読む

 文章を書く上で、必ず背景が存在します。この背景を基にして著者は思考を巡らして文章を書き、文脈が形成されて行きます。その登場人物の行動の裏には何があったのか、著者の言論のベースには何があるのかなどです。そしてこれは決めつけではなく、文章から理屈で導き出す能力が必要です。

④自分視点を一旦捨てる

 常に自分本位の見方をしていると、相手も自分と同じように考えて当然などと思ってしまいます。しかし人間は十人十色、必ず相手の考えていることは自分とは異なります。同じことなどありえないので、自分視点では絶対に読解できません。

 著者の視点を持つには、一旦自分視点を捨てなくてはなりません。中には自分視点を捨てたら自分でなくなる、相手に折れたことになるから嫌と考える方がいますが、読解とは別な言い方をすれば相手の出方をうかがう行為なので、決して自分を失う行為ではありません。例えばサッカーのフォーメーションを決める際に、一旦相手陣営の身になってシミュレーションしますがこの時点では決して相手に負けたわけではないですよね。むしろまだ、試合すら始まっていない。かつ、このシミュレーションをしないと勝てる試合ができない。これを読解でもするのです。

⑤自分の考えは脇に置き、書いてあることのみに集中する

 人によっては自分の中のポリシーや思想を人生の柱にしている場合があります。それは大いに結構ですが、それと著者の言いたいことは違います。拡大解釈したり、曲解したりするのは自分が勝手に加えた部分であって、著者の言った事ではありません。

 確実に著者が言ったと断言できるのは、文章の中に書かれていることのみです。「これはこうに違いない」とか「こういう解釈があってもいいだろう」というのはあなたの好みであって、著者の発言ではありません。このタイプの人は自他の境界が曖昧なので、これは自分の考えなのか、著者はそこまで書いていたのかちゃんと確認して、自分と他人の考えをはっきり分ける習慣をつけましょう。

⑥語彙を増やす

 読解力が低い人の中には、語彙のバリエーションが少ない人もいます。これだと文章を読もうとしても知らない単語が度々出てきて、意味がわからないという事態になりやすいです。そうならないためにも普段から意識的に知らない単語を調べたり、自分から使ってみたりして語彙を増やす必要があります。

まとめ

 読解力は一朝一夕に身につくものではありません。長い時間をかけて地道にトレーニングしなければならず、根気が必要な作業ではあります。しかし読解は文章を読むうえで必須のスキルですし、生活でも趣味でも影響は多岐にわたるので身についていないと本当に苦労します。なので少しづつトレーニングしてできるようになっていけば、生きづらさが解消していきますよ。

2025年1月25日土曜日

トラブルメーカーのトランスジェンダーと精神

 LGBTQの人がクローズアップされるようなって久しいものの、その間に様々な問題が噴出されてきた。特にトランスジェンダーの公式スポーツ参加は度々問題視されてきた。他にも公衆浴場、トイレ、女子校など、枚挙にいとまがない。これによって実害を被る人(主に女性)も次々と現れて、アメリカでは議会でも議論が紛糾。ついにはトランプ大統領までもがこの件に言及し、政策転換の方針を掲げるなどしている。

 ただよく考えると、ほとんどの人達はこういった問題を引き起こすことを快く思っておらず、止めて欲しいと願っているにもかかわらず、なぜ一定数のトランスジェンダーはそれでも行動に移してしまうのだろうか?今回はLGBTQの是非や政治の話ではなく、問題の渦中にあるトランスジェンダーの精神について分析する。

LGBTQだから問題を起こすというわけではないが・・・

 そもそもLGBTQ全員が問題になるかというと、もちろんそうではない。その属性故に一度ことが起きれば大きく報道されてしまうので、かなりのリスクでしかなから穏便にすましたいと思っている人が大半であろう。そしてその感覚は多数派に属する人も同様であろう。

 とはいえ、世界を見渡すとトランスジェンダーが関わって騒動になる事件が度々発生している。特にスポーツについてはかなり揉めに揉めている。生来男女では身体に違いがあるからだ。とりわけ第二次性徴を境にその差は歴然となる。身長、骨格、骨密度、筋肉量、肺活量、持久力、ホルモン値など、数値的に差が判明するものだけでもこんなにある。これをもって元男性のMTFが女子スポーツに参戦するのは、通常の思考では良心の呵責が生じて躊躇するものだ。

 しかし一部のトランスジェンダーが、参加を強行する事態が止まない。ということは、この手のトランスジェンダーは通常とは異なる思考形態を持っていることになる。

強行する人の心理傾向


①自分視点・主観的で、他者視点が欠如

 まず言えるのが、とことんまで自分のことで頭がいっぱいであるということだ。それは発言を見聞きしても明らかで、自分を主語にした発言ばかりで、他人を攻撃する時以外に他者を主語にすることがない。話の内容が、自分がどうしたいかという願望や主張ばかりで自分の世界の中だけに終始しており、他者からどう見られるかとか、他人に対してどう思うかといった自分以外の人との相互関係の話が一切出てこないのだ。

 つまり話の内容が自分の事ばかりで、他人への思いやりに関心がない。結果、自分がやりたいかやりたくないかという単純な損得だけで判断してしまい、相手が傷つくとか周りの迷惑とかを考えない傾向がある。


②暗黙のルールやモラルの欠如

 明文化されたものだけがルールだと考えているのも、この手の人に共通する傾向だ。実社会では、こんなの「いい大人だったら、言われなくてもわかるだろう」というものは、無意識に書かないことも多い。もっと言うと、マナーやモラルなんて実生活と密着しており、どこの地域に行っても当たり前すぎていちいち明文化していない。

 しかし明文化されていないとルールと認識できない人にとっては、文字やあらかじめ口伝されていないとルールはないものと判断する。なぜかというと周りの人の挙動に関心がないため、他人のやり方を真似たり確認したりという処世術が無いのと、基本姿勢が受け身で誰かが教えてくれるものと考えているので、自分から教わりに行くことがないからだ。その結果、年齢相応のマナーやモラル、ルールの知識に乏しくトラブルを起こす。

 さらに困るのは「ルールがない=やっていい」という勝手な解釈をするため、独断で強行してしまう。自分に世間一般のルールの知識が乏しいという認識も持っていないため、自分の判断は正しいと解釈してしまう。明文化されたルールに関しては確かに守っているのだが、それ以外の部分に意識が向いていないので、いわゆる「空気が読めない人」と判断されてしまう。

 もっと根源的なところまで突っ込むと、このタイプの人はルールとは誰のために、何のためにあるのかというところが年齢の割に理解できていない。ルールとは、他人と上手くやるためにお互いに配慮したり、折り合いをつけたりする必要から生まれたものというのがわかっていない。それどころか折り合いをつけたくないという願望から、ルールは自分を縛るものだと勝手に決めつけている。ただ明文化されたルールは文書という証拠があるから従う(都合が悪いとそれも破るが)が、勝手に振る舞いたいから文書になっていないものは逆手にとって従わない。あまりに自分勝手である。


③将来予測の機能不全

 一般的に多くの人は不特定多数の人との相互関係の中で生きていることを無意識に理解しているから、相手に不快な思いをさせる恐れがあると事前に察知することができ、その場合は自分のほうから身を引いて危機を回避する機能が備わっている。

 しかし問題となる人は先の展開を予測する機能が弱いのと、相手の立場に立って相手の心情を推測する能力が弱いため、後先を考えない衝動的な判断になりがちである。そのため今自分を満足させることに終始してしまい、その行為で顰蹙を買い多くの人から非難を浴び、周りまで巻き込んで自他ともに害を与えてしまう。周囲の人からしたらいい迷惑で危険人物として見ざるを得ず、結果自分で自分の立場を失墜させるという残念な末路を迎える。


④異常な執着と我慢の弱さ

 さらに問題なのは、異常な執着を見せることだ。一般の人なら例え衝動的に動いたとしても、その後自分の行為が社会的なトラブルになり良くないことだと気づけたなら、そこで身を引くことができる。

 しかしこういった人は自分の欲求に対して異常な執着を見せるため、そこで引くことができない。なぜなら損得勘定が強く、諦められないからだ。そのため一般人と比べると、極度に我慢ができない。さらに是が非でも欲しいばかりに強引な手段に出てしまい、対人摩擦を大きくしてしまう。それどころか自分の欲しものを手に入れられなかったからと周囲の人々を逆恨みし、逆切れまでしてしまう。いわゆる癇癪だ。

 その結果欲しいものがあると手段を選ばない、わがままで素行の悪い人と判断されてしまい、人々から遠ざけられ余計に自分の願望が叶わないという一番願っていいない結末に陥ってしまう。


⑤責任感がない・他責思考

 そしてこの手の人に共通してある考え方が、他責思考だ。何かトラブルが発生した時に常に他人や環境や境遇のせいであって、自分には一切原因や責任がないという考え方だ。これは非常に危うい思考だ。

 なぜなら一つに、無数にある出来事の全てに自分には原因がないなどということは有り得ない。なので、その内のいくつかは必ず責任転嫁をすることになる。当然責任転嫁された人は不当な不利益を被るので怒るから、人間関係が絶対に悪化する。これにより本人の精神も安定しなくなり、疾患の発症や悪化も招くだろう。

 二つ目に自分が精神的に成長しないということだ。人間は自分の問題点を改善することでスキルを高めて、生きる力をつけていく。しかし常に他人のせいにしていては、改善すべきところがいつまでも先送りになるので成長しない。そもそも人間は全てを身につけて生まれてくることはできない。生きていく中で少しずつ修正を加えながら生きる術を身につけていくしかないのだから、それを回避していては社会との乖離が大きくなり、自ら社会不適応を起こしてしまう。

ある障害との類似

 ただここまで見てきて気付くのは、これらの傾向は発達障害の特性と共通しているという点だ。特に自閉スペクトラム(ASD)との相関がみられる点が興味深い。ASDの特徴として、

①シングルフォーカス・他者視点で考えることが苦手
②明文化されたルールには従うが、暗黙のルールやマナーの習得困難
③知覚推論(物事を推理する能力)の低さ
④特定の物事への強いこだわりと我慢の欠如
⑤嫌なことから逃げてしまいがち

が挙げられるが、どれも上記の傾向と合致している。つまり問題となっているトランスジェンダーの根本原因は性的マイノリティという属性と社会の問題ではなく、その人固有の発達特性が協調性のない行動をとらせることによって発生していると考えたほうが辻褄が合う。

 そもそも性的マイノリティであることが原因であるなら、ほとんどのトランスジェンダーが問題を引き起こしていなければ理屈に合わない。しかし実際にはそういった事件は極限られた者のみで、大半のトランスジェンダーはこの範疇ではない。このことから性的マイノリティであることが原因と考えるのは妥当でなく、神経発達の問題と見たほうが余程一致率が高く、合点がいく。

 実際精神科医の間でもトランスジェンダーと発達障害の並存率が高いことは知られている。YouTuberの精神科医益田裕介氏も指摘していて、発達障害学会でもその話が出たという。他にも発達障害の当事者でカウンセラーのかずき氏もこのことに触れていて、併発している発達特性ゆえにトランスジェンダーの認識を持ってしまうという見方を示している。通常性別違和の人口比率は多く見積もっても0.96%程度とされている(2022年6月15日岡山大学発表)が、益田医師によると精神科医の間では肌感覚ベースではあるものの発達障害者に占める30%程と5,6倍もいるとのことだ。

参考:精神科医益田裕介「一問一答」(🐹リョーハム🐹)精神科医がこころの病気を解説するChの切り抜き動画


 ゆえに発達障害を併発させているトランスジェンダーが、その発達特性によって問題を起こしていると見れば一部の人しか起こしていないのも説明つくし、行動パターンにも辻褄が合う。

 ということは、こういうトラブルを起こすトランスジェンダーについては発達障害を考慮する必要があるし、障害ゆえに社会性が身についていないから、ソーシャルスキルトレーニング(SST)や認知行動療法などの医療や福祉につなげないと根本的な問題解決にはならない。彼らに与えるべきは権利ではなく、社会性・協調性を身につけさせる育て直しである。

2025年1月21日火曜日

企業の撤退相次ぐDEI

 ここ最近相次いでいることに、世界的に有名な企業・コングロマリットのDEIの縮小、撤退がある。縮小撤退を発表した企業には、小売最大手のウォルマート、アメリカンバイクメーカー最大手のハーレーダビッドソン、ハンバーガーチェーン最大手のマクドナルド、ネット通販最大手のアマゾン、最近ではメジャーSNSのフェイスブックを運営するメタも縮小を発表した。日本でも世界最大手の自動車メーカーであるトヨタも今後DEIには参加しないことを発表し、この潮流に乗っている。

 では、ここにきてなぜ一転反旗を翻すようになったのだろうか。

DEIとは?

 その前にDEIについてわからないといけないので、解説しておきます。DEIとは、Diversity(ダイバーシティ、多様性)、Equity(エクイティ、公平性)、Inclusion(インクルージョン、包括性)の頭文字を採ったもので、これによって格差解消、機会平等を進めようとしたものです。

 正直お題目としては良さげに見えますが、結果が伴うかどうかは別の話になるので、そう単純にはいきません。そもそもこれだけでは大雑把な姿勢を示しただけで具体的ではないため、どういった取り組みをするのかが重要です。その取り組みのことをアファーマティブアクションと言います。

トランプ大統領のせい?

 で、よくトランプ氏が当選したからこれに媚びを売るために同調しているという見方をする人がいるが、それは表面的でしかない。あくまでトランプ氏は現状を見た後で述べているので、時系列からして原因とはなりえない。というのも、現状は現在を表しトランプ氏の政策は将来を表しているので、将来から現在に時間が逆行することは有り得ないからだ。

 もっと言うなら、政策は現状を基にして立案されるものなので、現状に問題がないとこういった話は出てこない。つまり、トランプ氏に問題があるのではなく、現在のDEIの取り組みに問題があることを示しており、そのことにトランプ氏は言及しているにすぎないのだ。

DEIの名の下で行われている取り組み

 なら実際にDEI推進のためにどのようなアファーマティブアクションが行われているのだろうか?実例を見ていくとする。


大学入試の合格点

 まず見ていきたいのは大学入試だ。アメリカは長らく黒人を労働力として使い、解放後も黒人差別が続いてきたとされている。そのため黒人は冷遇されており、入学を制限されているとの見方から、大学によっては黒人の合格点を下げて合格しやすくするという取り組みが行われている。

 だがこれは矛盾している。この大学入試において、合格点を採れているにもかかわらず入学を拒絶されたのなら差別に当たるが、そもそも合格点を採れてない故に入学できないというのは本人の学力不足の問題だろう。そう、問題のすり替えが行われ、黒人が実力ではない方法で入学できるようになってしまっているのだ。

 しかも、学力が伴わない状態で授業を受けても学習には繋がらないし、卒業できたとしてもその状態で就職されたら企業としては戦力として満足ではないだろう。結果として大学の名を毀損することにもなりかねない。

 結局のところこの措置は、黒人であるというだけで有利となる特例を設けている訳で、DEIの柱の一つである公平性に真っ向から逆らっている。特権階級が白人から黒人に入れ替わっただけで、やっていることは前時代的で新たな差別を作ったに過ぎない。

 この場合、合格点は同じにすることが公平を意味する。合格点に格差をつけるのは掟破りだ。


会社での昇格人事

 多くの企業が問題視しているのはここだろう。あらかじめ女性や黒人、LGBTQなどのマイノリティに枠をあてがってしまうことで起こる弊害だ。枠を作ることで是が非でもその枠を埋めなくてはならなくなり、実績に見合わない人事を下さなくてはならないリスクを負うからだ。

 人間というのはロボットではないので、能力や実績に個人差がある。なので、いつも定期的に同じクオリティの人材が定数生まれるかというと、そんなことは有り得ないし不可能である。しかし、枠が決められているとそれを埋める義務が発生するので、昇格見送りができなくなる。結果、実力や実績に乏しい人でも昇格させなくてはならなくなる。

 実力のない人物を管理職にした暁には、組織運営は大変なものになる。決断ができず先送りになる、判断がブレて部下が振り回される、後手後手に回って業務がはかどらないなどの弊害は、会社ではよくある話だ。正直これでは顧客からの信頼は得られないし、部下もついてこないから業績が上がらず、遅かれ早かれチームは崩壊する。これは経営者にとって最も望ましくない状況だ。
だから経営者としては枠にとらわれず、その時の情勢に応じて人事を決定できるほうが望ましい。

 さらに複雑なのは枠内で昇進した本人の評価だ。枠がある以上実力で昇進したとは断言できないし、下駄を履いていることは否めないので不公平さが生まれる。そういう土壌の上で昇進しているから周りも良くは思わないだろう。こうなると当然だが、チームワークは生まれない。仕事とはチームで如何に成果を上げるかが勝負なのに、チームワークを築けない環境をわざわざ作ってしまっては成果は出ないし、本末転倒だ。

 やはりここも枠ではなく、実績を基準にしないと誰も納得しないし、成果も出せない。


LGBTQの公式スポーツ参加

 これに関しては企業との関係性はスポンサーになること以外あまりないが、DEIのイメージをかなり色濃く作ってしまっていて、企業がイメージ戦略上考慮せざるを得なくなっているので触れておきます。それは女子公式スポーツに元男性(MTF)のトランスジェンダーが参加する問題だ。

 皆当然ご存じだと思いますが、男女では身体的能力や性質に差異があります。それは学生時代にやった体力測定でもよくわかることでしょう。しかも体力測定のデータは学校を通じて収集され平均値が算出されていますので、感覚ではなく数値でも立証されています。そんな生来の優位性をもって女子公式大会に参加するのは、公平性が何より必須条件となるスポーツにおいて相反するものです。

 にもかかわらず医学エビデンスと倫理に反し、ルールの範囲内だから(大人だったら通常言われなくてもわかるから、単に規定を設けていないだけなのだが)と拡大解釈して参加する不届き者が後を絶たない。当然女子アスリートの何人かは公聴会にて非難声明を出したり、訴訟を起こしたりしているが、当のMTF本人は差別を盾にして逆に訴えるなどの傍若無人な振る舞いに出ている。

 企業としてはイメージダウンになることは避けたいものだから、騒動となっていることには首を突っ込みたがらない。トランプ氏もこのスポーツの件に関してはかねてから言及しており、紛糾の的となっていたからイメージは相当悪い。企業としてはこれに賛同するのはリスキーと言わざるを得ない。

 ただこれに関しては各競技団体や州によって規定変更が行われ、MTFの参加は公平性を欠くとして厳しい措置に変更されつつある。特に12歳まで(第二次性徴規定)に性別移行を終えることというMTFにはまず実現不可能な新ルールが導入され始めており、実質的には参加不可となっている。これに一部の活動家が人権を盾に訴訟を起こしたが、これまでのポリコレ偏重から一転して敗訴、新ルールを認める判決を出したことで、アメリカの裁判所もこの問題を抑制する方向へ舵を切った。

DEIによって生まれた問題点

 ここまでいろいろな事例を紹介したが、本来理想的な社会の実現を目指して立ち上げたはずのDEIが、実際のところ何が敬遠され失敗に至ったのだろうか。


公平性の欠如

 始めに述べた通り、DEIの要素として公平性というのがあります。この公平性を掲げながら、自ら毀損するという愚行に走ったことです。

 DEI推進派は格差是正を掲げ、これを解消するためにアファーマティブアクションの導入を進めます。しかし、その中身が自分たちだけ合格ラインを下げたり、実績が乏しくても昇進できるようにしたりと、人から褒められないような不公平な行為に手を染めてしまった。当然これを快く思う人は自分だけなので、敬遠されてしまった訳です。


閉鎖的

 実はDEIに賛同している人達のコミュニティは、閉鎖的傾向がしばしば見られる。本来人間というものは多種多様で、考えや指向、価値観、目的などは十人十色。当然重視するものや判断軸も人によって異なるものです。

 しかし、DEIに賛同している人達には異論を認めない傾向が強い。多様性を自ら謳いながら多様な考えは一切認めず、むしろ攻撃して黙らせ、統制するという真逆の行為に出てしまっている。


排他性

 そして、異論を認めたくないばかりかそれを聞きたくないばかりに彼らが採る手段が、排除だ。どんな人でも排除せず受け入れようというスローガンの元で始まったはずなのに、実際には気に入らないものを排除するという本末転倒な行為を行っている。

 結局のところ多様性、公平性、包括性を謳いながら実際には真逆の行為を行っており、本音と建前の違いが出てしまっていて、二枚舌になっているのだ。これでは人からの信用は得られないし、むしろ自分も同類と思われたくない心理から手を引くのは当然の成り行きだろう。


独断と反社会性

 さらに加えるなら、このDEI推進派の人の差別の見極めが独断でしかないということだ。つまり主観のみで判断されるという自分勝手で傲慢な基準なのだ。それは気に入る気に入らないの判断でしかなく、おおよそ大人の考え方とは言えない。

 そしてこれを認めないとなると、是が非でも通そうとして手段を選ばない。素直に引き下がろうとせず、ルール違反や倫理違反もいとわない。多くの善良な市民は皆と上手くやっていくために、ルールや倫理が重要であり自分も守ろうとする。が、これを私利私欲のために侵す人から離れるのは人間の生存本能からして当たり前で、企業が手を引くのも自然な判断と言える。


民主主義の破壊

 そしてここが大統領選に絡むところだが、彼らDEI推進派が常套手段として用いてきたのが圧力だ。政府や議会、企業などへ押しかけたり、ロビー活動などを通じて力で通すという手段は話し合いの場を設けていないし、恐怖心を与えることで支配的な立場を作って相手を操作しているので民主主義に最もふさわしくない行為だ。

 これによって不遇を買ったと思っている層や民主主義を大切に思っている層はこれに真っ向から反発して、民主主義の最たるシステムである大統領選挙でNO!を叩きつける。その代わりとして担ぎ上げられているのがトランプ氏というわけだ。


本来の目的の喪失

 しばしばこういったポリコレにおいて見られるのが、手段の目的化です。これは目的を叶えるために講じた手段に固執するあまり、本来の目的に実害が出ていてもその手段を採り続けてしまう現象です。

 先ほどの例で言うと、大学入試の目的はより学力の高い学生を選抜することのはずが、それを低下させてまでマイノリティを入学させてしまったり、業績を上げるために優秀な人材をポストに就けるはずが、比率にこだわり過ぎてそうでない人物まで昇進させるのがそうです。これでは本末転倒と言わざるを得ず、目標が達成できなくなってしまいます。

問題の根底にあるもの

 さてここまでつらつらと問題点を書き連ねてきたが、シンプルに考えるとその問題点を修正したり、対立陣営との話し合いの場について落としどころを模索したりすれば解決するはずである。しかし、問題は深まるばかりで混迷の一途を辿っている。それはなぜだろうか?


こだわりと執着

 DEI陣営の傾向として強いこだわりや執着がある。その証拠に先に示した例は全てグループの中に入るという共通点があり、そこに譲れないほどの執着が見て取れます。周囲の反応には目もくれず、必ず入るの一点張りなのは通常の精神発達を遂げた人には有り得ない常軌を逸した反応です。


自分しか見えない主観のみの世界

 ちょっと難しい表現をしましたが、要は他人と関わる時に自分の都合や利益しか視界に入っていないということです。通常人間は何かを融通してもらおうとする際に、自分の利益だけを一方的に押し付けると相手から拒絶されて叶わなくなることがわかるから、ギブアンドテイクを意識して相手の都合も聞いて代償を払います。

 しかし一部の人は人間関係で相手のことが視界に入っておらず、ギブアンドテイクのルールがわからないのです。結果、先のMTFの女子スポーツ参加のように明文化されたルールや規則には従うものの、それによって起こる他人の弊害には無関心で、周囲からは常軌を逸した行動であることに気付かない、いわゆる空気の読めない人になるのです。

 おそらくこれはシングルフォーカスの特性と、相手の立場に立って考えることの障害を持っているものと思われます。


感情処理の未熟さ

 多くの人は、世の中には自分の思い通りにはならないものがあることを知っています。だからこそ折り合いをつけたり、妥協したりして、感情の処理を上手くやりトラブルを起こすことを回避します。

 しかし一定数このネガティブな感情の処理がきちんとできない人がいます。そういう人が先ほどのこだわりに固執して押し切ろうとしたり、損することを嫌って妥協できなかったりします。反対意見を聞き入れられないのも、現実的には多様性を認められないのも、異論を排除するのもこのためで、YESしか聞き入れられない性質上、本来DEIに最も向いていない人達なのです。

 そしてそれが対人トラブルになり、自らの立場をおとしめる結果になり、最終的に多くの人や支援から手を引かれてしまい孤立してしまうのです。まあ、自業自得ですが。


無責任・他責思考にはまる

 このようにDEIのトラブルの多くは自分で招いたものなのですが、これをいつまでも責任転嫁して責任をとらないのも、周りからの評価を下げた一因でしょう。そういう不誠実な態度は人間の怒りを買う最大の要因となりますし、そのような人間は都合が悪くなると簡単に人を裏切りますから、信頼関係を築くことはできません。特に企業はビジネスなのでこの点を非常に重要視します。

 それに精神医学においても他責思考は推奨していません。罪を他人へ擦り付ける行為なので、対人関係が破綻して精神状態が悪化することが目に見えているからです。倫理的にもやって良い行為ではなく、まともな人なら他責はしないものです。

まとめ

 こうして見てみると、DEIは人として踏み外してはならないことを多くやっており、それによって信用と評判を失い、企業にとってリスクになっていることがわかります。このままDEIを続けていても、野蛮な連中としか見られず、企業イメージは失墜するでしょう。

 そもそもDEI自体が曖昧なもので、そこに本来の目的をよく理解しなかったり、メリットだけ見て利用しようと企む人物にまで侵入を許したことが、何よりの失敗と言えるでしょう。折角高い理想を持ってDEIの目標を掲げたとしても、
疑うことを知らず、性善説に乗っ取っていては、簡単に利用され変容してしまいます。そういう意味でも多様性と包括性には脆弱性があり、自浄作用を受け持つ機構を設けないとどんどん間違った方向へ行きます。

 つまりDEIもまた完璧ではなく、妥協が必須なのです。

2025年1月17日金曜日

今年は巳年、金運の年

 2025年(令和七年)の干支は巳です。つまり、蛇の年です。なので蛇にまつわるところが、今年のパワースポットになります。しかも、蛇は金運財運をもたらすと言われているので、今年はお金に関する運勢に変化がありそうです。

なぜ蛇=お金なのか

 そもそもなぜ蛇がお金をもたらすと考えられているのでしょうか?

弁財天の使い

 まず一つ挙げられるのは、弁財天です。本来弁財天は、弁才天と「才」の字で書いていました。後年これを「財」の字を充てるようになり、財運も持たせるようにしたのですが、その弁財天の使いとされる動物が蛇なのです。実際、弁財天のモデルとなったインドの神様サラスヴァティは川の神様であり、その川と蛇の形態が似ていることから使いとされています。

蛇の皮

 かなり年上の世代で蛇の皮を好む人がいます。金運アップのお財布で蛇革のものも多いです。というのも、蛇革は使い込むと油脂が入り込んで白色から黄色へと変化します。そして古来より陰陽五行の世界では黄色は金運を司る色とされており、蛇革はこれに通ずるということで金運をもたらすと考えられています。

へび年のパワースポット

 では、蛇のパワーを得られるスポットをご紹介します。

蛇窪神社

 品川区の戸越エリアにある神社です。正式名称は上神明天祖神社と言います。なのでメインの御祭神は天照大神です。にもかかわらず、どうして蛇のパワーを得られるのかというと、境内社に白蛇辨財天社があるからです。近年改修工事が完了しリニューアルしたため、より一層パワーアップしています。


吉原神社

 台東区の浅草を北へ行った旧吉原遊郭のあったエリアに建つ神社です。元々は四角形の吉原の敷地の四隅にあったお宮を現在地に集めて合祀したものです。道を挟んだ斜向かいには吉原弁天池の名残があり、ここも管理していることから蛇にちなんだ神社となっています。


 蛇の像はありませんが、弁財天を祭り幟もいっぱい掲げています。何よりここの御朱印が思いっきり蛇です。


 弁財天の字を囲むように蛇の絵が描かれるのが特徴で、御朱印からも蛇のご利益を得ることができます。


不忍池辯天堂

 上野公園の不忍池といえば有名で人気の観光スポットですが、その中央に小島があってお堂が建っているのはご存じでしょうか?実はこの島に弁財天が祭られています。それが不忍池辯天堂です。その辯天堂の目の前に蛇をモチーフにした石像が立っています。


 頭が老人で胴体が蛇という不思議な神様の像です。