LGBTQの人がクローズアップされるようなって久しいものの、その間に様々な問題が噴出されてきた。特にトランスジェンダーの公式スポーツ参加は度々問題視されてきた。他にも公衆浴場、トイレ、女子校など、枚挙にいとまがない。これによって実害を被る人(主に女性)も次々と現れて、アメリカでは議会でも議論が紛糾。ついにはトランプ大統領までもがこの件に言及し、政策転換の方針を掲げるなどしている。
ただよく考えると、ほとんどの人達はこういった問題を引き起こすことを快く思っておらず、止めて欲しいと願っているにもかかわらず、なぜ一定数のトランスジェンダーはそれでも行動に移してしまうのだろうか?今回はLGBTQの是非や政治の話ではなく、問題の渦中にあるトランスジェンダーの精神について分析する。
LGBTQだから問題を起こすというわけではないが・・・
そもそもLGBTQ全員が問題になるかというと、もちろんそうではない。その属性故に一度ことが起きれば大きく報道されてしまうので、かなりのリスクでしかなから穏便にすましたいと思っている人が大半であろう。そしてその感覚は多数派に属する人も同様であろう。
とはいえ、世界を見渡すとトランスジェンダーが関わって騒動になる事件が度々発生している。特にスポーツについてはかなり揉めに揉めている。生来男女では身体に違いがあるからだ。とりわけ第二次性徴を境にその差は歴然となる。身長、骨格、骨密度、筋肉量、肺活量、持久力、ホルモン値など、数値的に差が判明するものだけでもこんなにある。これをもって元男性のMTFが女子スポーツに参戦するのは、通常の思考では良心の呵責が生じて躊躇するものだ。
しかし一部のトランスジェンダーが、参加を強行する事態が止まない。ということは、この手のトランスジェンダーは通常とは異なる思考形態を持っていることになる。
強行する人の心理傾向
①自分視点・主観的で、他者視点が欠如
まず言えるのが、とことんまで自分のことで頭がいっぱいであるということだ。それは発言を見聞きしても明らかで、自分を主語にした発言ばかりで、他人を攻撃する時以外に他者を主語にすることがない。話の内容が、自分がどうしたいかという願望や主張ばかりで自分の世界の中だけに終始しており、他者からどう見られるかとか、他人に対してどう思うかといった自分以外の人との相互関係の話が一切出てこないのだ。
つまり話の内容が自分の事ばかりで、他人への思いやりに関心がない。結果、自分がやりたいかやりたくないかという単純な損得だけで判断してしまい、相手が傷つくとか周りの迷惑とかを考えない傾向がある。
②暗黙のルールやモラルの欠如
明文化されたものだけがルールだと考えているのも、この手の人に共通する傾向だ。実社会では、こんなの「いい大人だったら、言われなくてもわかるだろう」というものは、無意識に書かないことも多い。もっと言うと、マナーやモラルなんて実生活と密着しており、どこの地域に行っても当たり前すぎていちいち明文化していない。
しかし明文化されていないとルールと認識できない人にとっては、文字やあらかじめ口伝されていないとルールはないものと判断する。なぜかというと周りの人の挙動に関心がないため、他人のやり方を真似たり確認したりという処世術が無いのと、基本姿勢が受け身で誰かが教えてくれるものと考えているので、自分から教わりに行くことがないからだ。その結果、年齢相応のマナーやモラル、ルールの知識に乏しくトラブルを起こす。
さらに困るのは「ルールがない=やっていい」という勝手な解釈をするため、独断で強行してしまう。自分に世間一般のルールの知識が乏しいという認識も持っていないため、自分の判断は正しいと解釈してしまう。明文化されたルールに関しては確かに守っているのだが、それ以外の部分に意識が向いていないので、いわゆる「空気が読めない人」と判断されてしまう。
もっと根源的なところまで突っ込むと、このタイプの人はルールとは誰のために、何のためにあるのかというところが年齢の割に理解できていない。ルールとは、他人と上手くやるためにお互いに配慮したり、折り合いをつけたりする必要から生まれたものというのがわかっていない。それどころか折り合いをつけたくないという願望から、ルールは自分を縛るものだと勝手に決めつけている。ただ明文化されたルールは文書という証拠があるから従う(都合が悪いとそれも破るが)が、勝手に振る舞いたいから文書になっていないものは逆手にとって従わない。あまりに自分勝手である。
③将来予測の機能不全
一般的に多くの人は不特定多数の人との相互関係の中で生きていることを無意識に理解しているから、相手に不快な思いをさせる恐れがあると事前に察知することができ、その場合は自分のほうから身を引いて危機を回避する機能が備わっている。
しかし問題となる人は先の展開を予測する機能が弱いのと、相手の立場に立って相手の心情を推測する能力が弱いため、後先を考えない衝動的な判断になりがちである。そのため今自分を満足させることに終始してしまい、その行為で顰蹙を買い多くの人から非難を浴び、周りまで巻き込んで自他ともに害を与えてしまう。周囲の人からしたらいい迷惑で危険人物として見ざるを得ず、結果自分で自分の立場を失墜させるという残念な末路を迎える。
④異常な執着と我慢の弱さ
さらに問題なのは、異常な執着を見せることだ。一般の人なら例え衝動的に動いたとしても、その後自分の行為が社会的なトラブルになり良くないことだと気づけたなら、そこで身を引くことができる。
しかしこういった人は自分の欲求に対して異常な執着を見せるため、そこで引くことができない。なぜなら損得勘定が強く、諦められないからだ。そのため一般人と比べると、極度に我慢ができない。さらに是が非でも欲しいばかりに強引な手段に出てしまい、対人摩擦を大きくしてしまう。それどころか自分の欲しものを手に入れられなかったからと周囲の人々を逆恨みし、逆切れまでしてしまう。いわゆる癇癪だ。
その結果欲しいものがあると手段を選ばない、わがままで素行の悪い人と判断されてしまい、人々から遠ざけられ余計に自分の願望が叶わないという一番願っていいない結末に陥ってしまう。
その結果欲しいものがあると手段を選ばない、わがままで素行の悪い人と判断されてしまい、人々から遠ざけられ余計に自分の願望が叶わないという一番願っていいない結末に陥ってしまう。
⑤責任感がない・他責思考
そしてこの手の人に共通してある考え方が、他責思考だ。何かトラブルが発生した時に常に他人や環境や境遇のせいであって、自分には一切原因や責任がないという考え方だ。これは非常に危うい思考だ。
なぜなら一つに、無数にある出来事の全てに自分には原因がないなどということは有り得ない。なので、その内のいくつかは必ず責任転嫁をすることになる。当然責任転嫁された人は不当な不利益を被るので怒るから、人間関係が絶対に悪化する。これにより本人の精神も安定しなくなり、疾患の発症や悪化も招くだろう。
二つ目に自分が精神的に成長しないということだ。人間は自分の問題点を改善することでスキルを高めて、生きる力をつけていく。しかし常に他人のせいにしていては、改善すべきところがいつまでも先送りになるので成長しない。そもそも人間は全てを身につけて生まれてくることはできない。生きていく中で少しずつ修正を加えながら生きる術を身につけていくしかないのだから、それを回避していては社会との乖離が大きくなり、自ら社会不適応を起こしてしまう。
ある障害との類似
ただここまで見てきて気付くのは、これらの傾向は発達障害の特性と共通しているという点だ。特に自閉スペクトラム(ASD)との相関がみられる点が興味深い。ASDの特徴として、
①シングルフォーカス・他者視点で考えることが苦手
②明文化されたルールには従うが、暗黙のルールやマナーの習得困難
③知覚推論(物事を推理する能力)の低さ
④特定の物事への強いこだわりと我慢の欠如
⑤嫌なことから逃げてしまいがち
が挙げられるが、どれも上記の傾向と合致している。つまり問題となっているトランスジェンダーの根本原因は性的マイノリティという属性と社会の問題ではなく、その人固有の発達特性が協調性のない行動をとらせることによって発生していると考えたほうが辻褄が合う。
そもそも性的マイノリティであることが原因であるなら、ほとんどのトランスジェンダーが問題を引き起こしていなければ理屈に合わない。しかし実際にはそういった事件は極限られた者のみで、大半のトランスジェンダーはこの範疇ではない。このことから性的マイノリティであることが原因と考えるのは妥当でなく、神経発達の問題と見たほうが余程一致率が高く、合点がいく。
実際精神科医の間でもトランスジェンダーと発達障害の並存率が高いことは知られている。YouTuberの精神科医益田裕介氏も指摘していて、発達障害学会でもその話が出たという。他にも発達障害の当事者でカウンセラーのかずき氏もこのことに触れていて、併発している発達特性ゆえにトランスジェンダーの認識を持ってしまうという見方を示している。通常性別違和の人口比率は多く見積もっても0.96%程度とされている(2022年6月15日岡山大学発表)が、益田医師によると精神科医の間では肌感覚ベースではあるものの発達障害者に占める30%程と5,6倍もいるとのことだ。
参考:精神科医益田裕介「一問一答」(🐹リョーハム🐹)精神科医がこころの病気を解説するChの切り抜き動画
ゆえに発達障害を併発させているトランスジェンダーが、その発達特性によって問題を起こしていると見れば一部の人しか起こしていないのも説明つくし、行動パターンにも辻褄が合う。
ということは、こういうトラブルを起こすトランスジェンダーについては発達障害を考慮する必要があるし、障害ゆえに社会性が身についていないから、ソーシャルスキルトレーニング(SST)や認知行動療法などの医療や福祉につなげないと根本的な問題解決にはならない。彼らに与えるべきは権利ではなく、社会性・協調性を身につけさせる育て直しである。
0 件のコメント:
コメントを投稿