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2026年3月13日金曜日

今あるものを分配するだけの共産主義では全員貧しくなる

 どうも左翼は、極左に偏重すればするほど共産主義へ傾倒する傾向が見える。画一的、表面的な平等を求めていたり、自分に降りかかる不利益すら考えず格差是正を説いたり、はたまた全て自分に都合よくいく前提で物事を考えたりするところに、共産主義との考え方の共通点が見える。

 だが、共産主義は過去10か国以上で試して一つも上手くいかず頓挫したし、論理上も絶対に貧しくなってしまう。それどころか、指導者や支持者は時代の最先端を行っているつもりでいながら、実際には時代に取り残されてしまうという事態まで発生した。

 なぜ共産主義では安定した並みの生活すら叶わず、貧困にしかならないのか?なぜ共産主義下では、様々なものが諸外国よりも時代遅れになってしまうのか?


 今あるものを分配するシステム


 共産主義へ傾倒する左翼は、差別や格差に異常なまでの嫌悪を持っている。そのため全てを均等に分配することに固執する。

 しかし、分配するには総量がどれだけあるのか把握しなければならないから、必然的に今あるものしか計算に入れられない。特に共産主義は計画経済を推進するので、将来予測のような目途が立たないものは数値化できないことから、計画に組み込みづらい。

 その結果、パイを大きくするという発想に行きにくく、現状維持をするか少ないパイの奪い合いに発展するかになってしまう。


 人間の欲望を完全無視する


 大体、豊かになるためには多くの生産と消費が必要である。よりたくさんの商品を生産し、それを購入することで、豊かさを実感する。それにはより儲けたいという金銭欲とか、あれもこれも手に入れたいという物欲とか、人間の欲望が関わってくる。その欲望に任せるままにするのが資本主義で、だからこそ資本主義では富裕層が生まれる。

 しかし、共産主義は配給や分配を一律とし、計画経済によって生産量を制限されるので、生産と消費はどうしても一定になってしまう。それどころか、元々富裕層への反抗を動機としているため、一人が出し抜いて富めるのを許さず、粛清までする。こうして人間の根源的な欲望を無視し、豊かになるのを自ら阻止してしまうので、貧しさへまっしぐらとなってしまうのだ。




 コントロールが技術革新を妨げる


 さらに大きな問題として、共産主義は科学技術や工業技術の遅れを生じさせることだ。共産主義の場合、どうしても指導者からのコントロールが強く働くため、国民の行動が抑制される。そうなると自由な活動ができないため、技術革新(イノベーション)が起きづらくなる。

 実際ベレンコ中尉亡命事件で使用されたソ連のMig-25戦闘機では、半導体ではなく未だ真空管が使われていた(信頼性を優先したとの向きもある)。東ドイツを代表する乗用車トラバントにいたっては、33年間モデルチェンジなしというありえない技術とデザインの遅れを生じさせるどころか、末期には経済状態の悪化からコスト削減のために紙パルプと羊毛でボディを作っていた。


 共産主義は貧困の元凶


 結論として、共産主義のみんな平等という方式は豊かになるどころか、貧困を招いてしまう。それは冷戦期の東欧や北朝鮮、カンボジア、キューバ、ベネズエラを見れば明らかで、成功した共産主義国は1ヵ国もない(中国とベトナムの急成長は、資本主義経済導入によるもの)。ベネズエラなんて世界最多の石油埋蔵量を誇りながらあの体たらくなのだ。

 人類は未だ資本主義を超える豊かさを手に入れる手段を見いだせていない。やはり人間の欲望は果てしなく、その欲望に任せる資本主義の成長スピードには勝てないのだ。平等を求めるのはもはやナンセンスで、格差がありながらもどう自分もより豊かな方向へ行けるかを模索するほうが生産的でまだマシだろう。

 他人からものを奪うしかない共産主義のやり方では発展はなく、1憶総貧困にしかならない。それよりもどうやったら自分で富を生み出せるかを考えないと、皆が豊かになることはできないのだ。




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