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2026年6月18日木曜日

3代目まで資産を維持できる富裕層10% <親ガチャを信じる貧者の幻想>






 よく貧乏人の間では、「親が金持ちのヤツはズルい」とか、「親が金持ってるだけで一生安泰」とか言われる。自身があまりに貧しくてお金持ちのことが羨ましく、特別な存在に写っているのだろう。どうしても自分が不遇に思っている時は、他人のことが気になり比較して、羨望のまなざしで見てしまうものだ。それが行き過ぎると逆恨みにつながって、嫉妬の炎を燃やしてしまうパターンもあるだろう。

 だが実際のところ、親が金持ちだとそんなうまい具合に行くものだろうか?果たして金持ちの子供は本当に金持ちでい続けられるのだろうか?


 資産を維持できるのは2代目で30%、3代目は10%


 結論から言おう。実は金持ちの子が金持ちでい続けるのは不可能である。もっというと、孫の代になるとほとんどの場合、一般庶民にまで成り下がってしまうケースがほとんどだ。そう、庶民が思っているほど金持ちでい続けるのは簡単ではないのだ。それは数多くの富豪たちが証明している。

 日本でも数多くの大企業が生まれ創業家と呼ばれる一族を輩出しているが、今でも創業家の一族が経営権を握っている会社は極一部である。トヨタ自動車、東武鉄道、富士急行など、未だに創業家が経営権を握っている会社は少数派で、今は外部の人間にとって代わられていることがほとんどだ。経営の神様と言われた、松下幸之助のパナソニックや本田宗一郎の本田技研工業ですら、トップの座にはいない。

 経済学の統計研究においてもこれが結果として出ていて、資産を維持しているのは、2代目で30%、3代目にいたると10%しかいないことがわかっている。いくら先代がお金持ちだといっても、それを保つのはかなり困難で、貧乏人が思っているほど甘くはないのだ。


 子供へ資産を残すのを阻む相続システム


 なぜこうなるのか?それは相続の仕組みがそれを阻むからだ。

 まず妻がいれば、妻に半分渡る。残りを子供で分け合うことになる(後に妻がなくなれば、その分も子供間で分け合う)。さらにそこへ相続税という重い税負担がくる。仮に兄弟が二人だったとしても、両親が亡くなると子供一人当たりの相続分は3割しかなくなる。この時点でもうすでに半分以下にまで落ち込んでいる。

 孫の代になればこれがもう一回行われるので、残った資産は1割にしかならない。この時点でもう、庶民に陥落している。


 金持ちだからと言って、子孫も安泰とはいえない


 結局、この税制がある限り何代にもわたって富豪であり続けるのは、極めて困難である。あまりにも相続税率が高すぎて、継承できないのだ。最近も女優の小泉今日子さんの子(一般人)が、あまりの相続税の高さに支払いきれないと悲鳴を上げて話題となった。売れっ子で一世を風靡しただけにそこそこ資産があったらしく、そこに重い相続税が課されてしまったのだ。

 しかも豪邸もその計算に入ってしまうため、さらに難儀する。不動産なんてすぐに現金化できるものではないにもかかわらず、相続税は基本的に現金での納入を求められるから、一般人にはとても払えない。こうやって金持ちが大変わりするたびに資産を減らし、庶民へと没落していくのだ。


 結局、親ガチャなんてものはない


 こうしてみると、最近よく言われる親ガチャなんてものはどこにもないのがわかる。自分でどう稼ぐか考えない限り、豊かにはなれない。そのためにも、稼ぐスキルを身につけることが、何よりも重要だ。誰かのお金に期待するのではなく、自分でお金を作り出すスキルこそが生きていく上で必要なのだ。




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