先日、父が白内障の手術を受けた。
高齢者になるまで病院にかかったことが無い(歯医者はある)という人で、もちろん手術の経験もなかった。
そんな父も高齢者になり、いよいよ体にガタが来始めたのだ。
それは仕方のないことなのだけど、イライラしているのが母の目から見てもわかったらしい。
よくよく話を聞くと手術そのものよりも、手術費用の高さに驚いたそうで。
まあ確かに投薬治療と違って、手術となると桁一つ二つ違うなんてこともあるから、今まで病院にかかったことが無い人には特に衝撃だろう。
ただ父の偉かったところは、そのことを役所に相談しに行ったことだ。
元々父は75歳を超えているので、後期高齢者医療制度の適応が受けられ、自己負担額は医療費の1割だけである。
さらに我が家の場合、母が正社員として働いていたので、母のほうが厚生年金や健康保険などのサービスが手厚い。
そこで役所に相談したら、母の扶養に入れば国保以上のサービスが受けられると教えられ、手続きしたらしい。
今まで男の意地で母の扶養に入るのを拒んでいた節もあるが、背に腹は代えられないと決断したのかもしれない。
おかげでそれ以降は穏やかになったそうで、無事手術を受け何よりである。
こういうセーフティーネットの為に役所はあるし、日本にはあまり活用されていない保険制度や行政サービスが結構ある。
そして、民間の保険や年金、投資、税制など幅広い金融の知識を持つのがFP(ファイナンシャルプランナー)である。
みなさんも是非とも役所やFPなどへ相談されることをおすすめする。
#後期高齢者 #健康保険 #金融
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