では、なぜ給与は増えずらいのか?なぜ給与だけでは裕福になれないのか?報酬が増える条件は何なのか?ここではそれを解説する。
ほとんどの人は給与には+αがあることを知らない
さて、なぜ給与は増えずらいかを説明する前に、給与の仕組みについて解説する。特に会社や政治に対して反感を持っている人ほど知らないことが多いので、ちゃんと解説しておかないと矛先がズレてしまうので、知っておかなければならない。
多くの人は、給与とは仕事をするともらえるものと思っている。これは目に見えてわかりやすいので、誰でも知っているだろう。でも、ほとんどの人は給与には特典があることを理解していない。というか、正確には会社員の特典だが。
多くの人は、給与とは仕事をするともらえるものと思っている。これは目に見えてわかりやすいので、誰でも知っているだろう。でも、ほとんどの人は給与には特典があることを理解していない。というか、正確には会社員の特典だが。
① 経営責任をとらなくていい
② 雇用を守る職務を負っていない
③ 一定の収入が保証されている
④ 業績にかかわらず報酬がもらえる
⑤ 簡単には首を切られない
⑥ 社保・厚生年金に加入できる
⑦ 失業保険をもらえる
⑧ 有給休暇を取得できる
⑨ 労災が下りる
⑩ 交通費が支給される
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というように、大抵の場合会社員になることでこれらの特典がついてくる。大別すると、責任の回避、収入の安定、福利厚生の3つにわかれるだろう。
責任回避については、経営者や役員、上司が代理でリスクを負ってくれている。お陰で自分は、ストレスを溜めなくて済むというメリットがある。
収入の安定については、閑散期や業績が悪化した時でもこれまで通りの給与が支給されるので、生活を保障されている。そのため生活困窮のリスクを抱えなくて済んでいるのだ。
福利厚生については、病気やケガをした時に治療費を補てんできたり、退職後も生活費に事欠かないようにするためにある。これも生活困窮のリスクを回避するための施策である。つまり、会社員になることでとことんリスク回避をさせてもらえるのだ。
その上、給与とは別に福利厚生の費用を会社は負担している。その分コストが余分にかかるので、会社からしたら割に合わないというのが本音だ。
リスクを負わない人は報酬が低い
社会的に報酬は、負ったリスクの大きさに合わせて支払うシステムになっている。そうしないと収支がトントンにならず、採算が合わないからだ。
しかし会社員はリスクを最もとらないポジションだし、どうしても報酬は最も低くせざるをえない。それに加えて福利厚生をしっかりさせないといけないからコストが割高となるので、会社からしたらただただ負担でしかない。そのコストを償却してくれないことには始まらないから、昇給や賃上げは難しくなる。
さらに、庶民や低所得者を顧客に含むビジネスモデルだと、どうしても客単価が安くなってしまうので利益率が低くならざるをえず、より会社員の昇給や賃上げはできなくなる。
結局、会社員という安定重視でリスクを負わなくていいポジションにいる限り、報酬が上がることはないのだ(上がったとしても、雀の涙ほど)。
収入を上げるには、○○をするのが一番
では、収入を上げるには何をしたらいいのだろうか。先ほどから言い続けているように、会社員というぺーぺーの立場でいる限り見込みはない。となると、採るべき手段はこれしかない。
「ポジションチェンジ」
今の座をとっとと抜け出して、ポジションを変えないことには収入が上がらない。しかも、そのポジションはリスクや責任を負う立場であることが条件だ。これに当てはまる手段は2つある。
1つは、昇進して役員になること。そのために長く在籍して、誰よりもいい仕事をしていい成績を残す必要があり、昇進後は部下の失敗の責任を負うというリスクや犠牲を払うことを了承しなければならない。その代わりとして、役員報酬という特別な報酬を受け取れる。
もう1つは、株を買って株主になることだ。株主というのは会社の所有者なので、社内ではトップオブトップである。その地位ゆえに、利益を真っ先に受け取る権利も有しており、額も少なくない。しかし、株価下落や会社の業績悪化のリスクは付きまとうことを覚悟しなくてはならない。
リスクを取らないことには収入は増えない
結局のところ、大きな収入を得ている人というのは、その分大きなリスクを自分から取っているということなのだ。そのために、ポジションチェンジもいとわず、果敢に立ち向かっている人だけが、収入を増やしているのだ。逆に言うと、収入が増えないと言っている人は、今のポジションのままい続けようとしている。その安心安全なポジションを手放さないから、収入が増えないのだ。
しかしそれを捨てない限り、収入が増えないのは当然だ。収入が増えなくて苦しい、今の収入ではやっていけないというならポジションチェンジをし、リスクを取らなくてはならない。善は急げ、行動を起こすなら今だ!
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