ただこういう傾向の話の際に、一定数例外の話を持ち込んで水を差す人がいる。「そうではない人もいる」とか、「全員がそうではない」とかといった台詞が正にそうだ。明らかに本題からズレた発言であり、周囲の反感を買う発言である。
話題から逸れた否定
イメージの固定化の回避
話題から逸れた否定
こういう否定をしてくる人というのは、概して「傾向」というものをわかっていない。傾向というのは、あるグループにおいて多く見られる特徴のことを指す。つまり、グループ内の多数派について問うているのが傾向なのだ。
にもかかわらず、「そうではない人もいる」と言うのはレアケースの話でズレているし、「全員がそうではない」と言うのもバリエーションの話であって、その中でどのタイプが多いかというミクロの話題とは真逆でマクロの話題になっている。
そしてもう一つある問題が、傾向について話題にしているということを理解していないことだ。この手の人は文脈を捉える能力に乏しく、ズレた反応をしがちという傾向を持つ。そのため、自分の解釈や反応が話題や文脈からズレていることを理解できない。そのため、自分の解釈が合っていると誤解した上で、無自覚にズレた反応をしてしまう。
イメージの固定化の回避
また別なパターンとして、イメージの固定化を避けるために否定するタイプもいる。レッテル貼りされるのを拒むために、「そうではない人もいる」「全員がそうではない」と言って否定する人も多くいる。こういった反論の裏側には自己保身があり、自身が所属するグループのイメージ悪化を恐れて発言することが見てとれる。
ただこの手の否定はどんな物事にも言えるので、余程のバカでない限り「そりゃそうだろう」「そんなこと言われなくても初めから知ってるわ」としか思われない。反ってバカの一つ覚えの反論にしかならないから、人から軽んじられやすくなる。そうなると、ただお茶を濁したいだけの厄介者というレッテルを貼られてしまい、本末転倒になる。
傾向の話に横槍を入れてもケンカになるだけ
結局、傾向の話というのは結構扱いが難しく、否定しようとしても受け入れられる確率は極めて低い。むしろ相手の考えに水を差す行為なので、怒りを買うことが多く、ケンカに発展しやすい。
なので、傾向を否定するのは得策ではなく、「そういう部分もあるよね」といって受け止めたほうがまだ無難だ。何より相手を否定するより自分を成長させることのほうが何倍も重要なので、自己改善の糧にするほうが上手である。

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