これを社会問題として取り上げられることが東アジアでは多いが、果たして本当に社会システムの問題なのだろうか?それはマスコミのいうことを鵜呑みにしているだけで、本当は別の理由があるのではないか?
実は競争になっていない場所も多い
受験にしても、就職にしても、ビジネスにしても、競争となっている場所は多い。むしろ競争を逆手に取っているがゆえに利を得ている部分もある。だが、個々の事例を見てみると、必ずしも競争になっているところばかりではないことに気づく。
例えば、よく受験戦争なんて揶揄されるが、その一方で定員割れで経営が立ち行かなくなり、廃校に追い込まれている大学も近年増えている。実は競争になっているのは都会の一部の有名校くらいで、地方の大学はむしろ学生の確保が困難なほど競争とは無縁の状況になっている。
例えば、よく受験戦争なんて揶揄されるが、その一方で定員割れで経営が立ち行かなくなり、廃校に追い込まれている大学も近年増えている。実は競争になっているのは都会の一部の有名校くらいで、地方の大学はむしろ学生の確保が困難なほど競争とは無縁の状況になっている。
就職にしたって大手有名企業、それもホワイトカラーの会社には応募が殺到して競争になっているのに対し、ブルーカラーの職種に関しては万年人手不足で、よほどのことがない限り来るもの拒まずの状況になっている。
そう、競争は一部の特殊な世界の話で、それ以外の場所では起こっていないのだ。そもそも近年少子化で人口が減少しているのだから、定員割れのほうがむしろ自然である。にもかかわらず、なぜ競争が発生しているのか?それは「偏り」が生じているからである。
人間の考えることは大体誰でも同じ
ではなぜ偏りが生じるのか?それは、誰もが同じものに価値を感じ、求めるからだ。有名校ほど世間での認知度が高いから評価されやすいし、有名企業や公務員だとお給料が高く食いっぱぐれないから安心しやすい。それゆえ限りあるポストに大勢応募が集まってしまうから、否が応にも選抜せざるをえない。
このことから、競争は採用側が仕掛けているのではなく、限りがあるにもかかわらずどいつもこいつも同じものに群がるから起こるのである。つまり、競争は社会のせいというのは全くのデマで、応募側の願望から生じているのだ。
競争=高難易度のレッドオーシャン
そして、みんなして群がればそれだけ落伍者が増えるので、競争が苛烈になる。その分難易度が上がり、そこはレッドオーシャンになる。この例でわかりやすいのが、地方の県立高校の受験だ。
県立高校だとどの学校でも同じ入試問題を使用している。なので入試問題の難易度は均一なのだが、人気のある学校だと受験者数が多いから上位得点者しか合格を出せない。結果、試験問題は全く同じなのに学校によって偏差値に大きな差が生じてしまい、同じ県立でもトップクラスの進学校から底辺校まで開きが出てしまう。
これもまた受験生という応募側が起こした競争である。
これもまた受験生という応募側が起こした競争である。
競争=生存本能ゆえ、止められない
しかし、よく考えてみると一つのものに皆で殺到するのは非合理に思う。自分自身で難易度を上げており、自分で自分の首を絞めているからだ。にもかかわらず殺到するのは、それを得ることのメリットが大きいのと、それが生存に関わってくるからだろう。
人間も所詮動物の端くれである以上、無意識に生存本能に突き動かされて生きている。「競争が生じているもの=多数の人が価値を認めているもの」であり、そこに欲求を感じている。そしてその欲求は生存本能に結びついているから、なかなか自身で抑えようにも抑えられない部分である。
人間も所詮動物の端くれである以上、無意識に生存本能に突き動かされて生きている。「競争が生じているもの=多数の人が価値を認めているもの」であり、そこに欲求を感じている。そしてその欲求は生存本能に結びついているから、なかなか自身で抑えようにも抑えられない部分である。
だからこそ、競争が激しくなるのを承知で殺到してしまうのだ。
レッドオーシャンの場所では分け前が少ない
それは仕方がないとはいえ、競争の激しいレッドオーシャンではどうしても手にできるものは少なくなってしまう。採用数が限られて落伍者が大量に出たり、多人数で割るので一人頭の分け前が少なかったりする。それは正にバトルロイヤルで、特に一人頭の分け前が少ないケースでは、いつまで経っても自分の利益は増えない。長年居続けていい場所では決してないのだ。
あえて人気のないところへ行くのも賢い選択のひとつ
なので、より確実に効率よく短期間で利益を手にするなら、人気のないところを狙うのも戦術のひとつだ。人気がないならではのデメリットはもちろんあるが、その分競争がないので確実に入り込める。入り込んだ後もあまり競争にならないので、ある程度の地位まで無難に行けてしまう。これは日本人の好む安定にもつながりやすく、振り落とされる心配をしなくて済む。
時によっては、そういったニッチな分野が時代の変化に伴って後々爆発的需要が発生するケースもあり、先行者利益をかっさらうこともありうる。なので、一点集中ではなく、もっとストライクゾーンを広げるのが、競争にさらされない賢い選択と言えよう。


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