私がこのブログでお金とマインドの話をつらつらと書いている訳だが、全く何も実績が無く素人考えの机上の空論と思われるのも何なので一応白状すると、LINEスタンプ、絵文字、着せ替えの販売で上位1%には入っている。ビジネスの世界ではほとんど売り上げの作れていない泡沫の人々が無数にいて、売上が高くなるほどピラミッドが小さくなっていく。かなりの狭き門だ。このランクにまで行くにはそんじょそこらの施策では到達できない。
そこで今回は、どうやったらネットコンテンツで売り上げを作れるかその一端をご紹介したい。そしてここに書いてあることはLINEに限らず、他のビジネスにも応用できるので参考にして欲しい。
① コンテンツ1000個以上
まず絶対的にマストなのが、必須コンテンツ数=1000個だ。1000個となると途方もないと思う方がほとんどだろうが、このくらいないとまとまった金額になりずらい。実際私が作ったコンテンツは1500は下らない。
そもそも単価の安い商売なので、多くのお客様にダウンロードしてもらわないと売り上げは伸びない。1000個作ったあたりからようやく毎日何かしら売れるフェーズに入るので、この数字が一つの成否をわけるラインになる。ちなみにこれはYouTube動画でもそうだし、イラスト販売でも同じことが言える。
ただ、なかなか1000個は厳しいものだ。なので最低でも半分の500個は目指してほしいので、頑張ってみてもらいたい。その証拠に私も500個を超えたあたりから売り上げが伸び始めた。さらにその間にはヒットする作品もちらほら出てくるから、そこを糸口として増やしていくのもいいだろう。
② ニッチトップ戦略
二つ目に私が採った戦略が、ニッチトップ戦略だ。これはどういうものかというと、オーソドックスな分野は市場が大きいものの、多くのライバルが集中するのでレッドオーシャンになりやすい。結果トップを狙いにくい上、一人当たりの分け前も少なくなってしまう。
特にネットビジネスの場合、検索順位が売り上げを左右するので最低でも1ページ目、できればトップに表示されないとほとんど見向きもされない。なので、人気のモチーフやよくある文面だとライバルが多すぎて検索下位になってしまうので、アクセス数すらほとんど稼げないのが実情だ。
そこで目をつけるのがニッチな分野だ。マニアックであったり、オタク的だったりする分野は専門性が高いので、作り手の深い知識が必要なため手を出しずらい。マーケットはあまり広くはないかもしれないが、その代わりライバルが少ないのでトップを取りやすく、確実に販売につなげられる。隙間産業と捉えることもできるだろう。
中にはニッチだけどファンが多い分野(鉄オタ、スピ系、ミリタリー、歴史ものなど)もあるので、その中でもかなりマニアックなものを取り上げるとファンのツボにはまって、希少価値を作ることができる。
中にはニッチだけどファンが多い分野(鉄オタ、スピ系、ミリタリー、歴史ものなど)もあるので、その中でもかなりマニアックなものを取り上げるとファンのツボにはまって、希少価値を作ることができる。
③ 続編でリピーター獲得
ネットコンテンツだと最初の1週間が最も露出が多いので、結構早い内に売れ行きがわかる。その中で抜きんでて売れるものが時々出てくる。そしたらすかさず続編を作る。前作でかなり多くの方のツボにはまるテイストがわかっているので、続編をリリースすればまた刺さる可能性が高い。
さらに関連商品のリストにも表示されるので回遊性が高まり、アクセス数も伸びる。そうすれば前作との相乗効果で、両方とも数字が上昇する可能性も出てくる。
さらに関連商品のリストにも表示されるので回遊性が高まり、アクセス数も伸びる。そうすれば前作との相乗効果で、両方とも数字が上昇する可能性も出てくる。
④ SEO対策
ネットコンテンツでもそうだが、いかに人目に触れさせるかが重要である。それにあたってSNSでの発信を重視する人も多いだろうが、LINEのコンテンツに関してはSNSでの効果はあまり期待できない。なぜかというと、LINE以外のSNSではそのコンテンツを使えないからだ。
以前はクリエイターが作ったスタンプを紹介するサイトが複数あったが、ほとんど効果がないことが周知されたせいか次第に閉鎖して、今はどこも見られなくなってしまった。
それとは対照的に効果が期待できるのが、SEO対策だ。検索をかけた際にいかに自身のコンテンツを表示させ、さらに上位へ食い込ませるか施策するのだが、そこで重要になるのが名前と説明文だ。ネット通販でもそうなのだが、検索をかける際にサイトごとに検索対象の範囲が決まっている。LINEならタイトルと説明文、楽天なら商品名とキャッチコピー(楽天の場合、商品説明文は検索対象外)というふうに。なのでここに検索に使われそうなワードが含まれていないと弾かれてしまう。
しかしLINEのタイトルは30文字と大変制限がきついので、代わりに説明文にどんなワードを持ってくるかを考えなくてはならない。そのためにコンテンツの説明をするというよりも、必要なワードをまずピックアップしてそれが入る不自然にならない文章を作るという発想でいく。ちなみにLINEの場合、文章になっていないただの単語の羅列はあからさまなSEO対策として審査が通らないので要注意だ。
⑤ 寡占独占状態を作る
これらの手立てを施して順調にコンテンツ数、アクセス数、ダウンロード数を増やすことができれば、最終仕上げの寡占状態へ持って行くことができる。特定のテーマ、モチーフなら検索1位どころかどのページを見ても自分のコンテンツで占められていて、他者の入り込む余地がないという状態にすることも不可能ではない。
実際私の場合、LINEスタンプで「方向幕」と検索をかけると、どのページを見ても9割がた私の作品しか表示されない。※方向幕とは電車の行き先を表示する部品のこと。こうなるとお客は否が応でも私の作品を買うしかなくなるし、ライバルはこちらの圧倒的な物量に対抗できなくなるのであきらめさせることになる。ここまで来ると売り上げが安定し、まとまった金額になるだろう。
まとめ
とはいえ、⑤の段階へ行くまでには相当な年数がかかるため、その前に挫折する人が多いだろう。もちろん私も当初は売り上げが伸びず数カ月間放置していた時期もある。ただその間にアイデアが湧いてめげずにリベンジを繰り返した結果、その内のいくつかが実を結んで売り上げを作ることができた。そういう意味では、あきらめないこと、リベンジを繰り返すことが一番の秘訣と言えるかもしれない。
志高く勢い勇んで一発勝負の感覚で挑むと、上手くいかなかった時の挫折感が大きくなるのであきらめやすい。それなら、気長にまだ道半ばくらいの感覚で長期的な視点で挑んだほうが、長く続けられるだろう。どのみち数が増えて売り上げが立つようになったらモチベーションが上がるのだから。
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