しかし、こういった人の話を聞くと、どこかボヤっとしたつかみどころのない内容に終始することが多く、釈然としない。特にそういう事態におちいった要因を聞いても、どの人も突然前触れもなくアクシデントが起こったと言うばかりで、キチンと前後関係を分析できている人がいない。富裕層やインテリ層からしたら結構要因を突き止められるわかり切ったことでも、どん底におちる人は理解できていないことが多い。
そのことから、本当は一番知識・リテラシーがなく、学習が必要なのは底流のほうであろう。その中でも以下の知識が決定的に欠けているのをよく見る。
①心理・対人関係
②お金・経済
③科学・医学リテラシー
④論理的説明・思考
⑤マナー・モラル・ルール
⑥算数(とくに確率・割合の概念)
⑦行政手続き
⑤マナー・モラル・ルール
⑥算数(とくに確率・割合の概念)
⑦行政手続き
⑧世の中の仕組み
など、具体的なことを挙げればキリがないが、これらの知識や思考の習得ができていない人を多く見かける。そのために、自分が人生の選択を誤っている認識がなかったり、人生の岐路でどん底に落ちる方を選んでしまったりする。はたまた大人であれば当然知っていなければならない暗黙のルールが身についていないばかりに、場違いなことをして顰蹙を買ってしまったり、それでも気付かずに自分は悪くないのに叩かれていると言って加害者であるにもかかわらず被害者だと誤認したり、それゆえに対人トラブルを連発し社会から弾かれたりするパターンも明るみになっている。
こういった底流層の人達を見ていると本当にびっくりするくらい、もういい大人なのになんでそんなことも知らないの、なんでそんなこともわからないのというのをよく見る。本当に大人として社会人として基本的な部分が欠落していて、習得に失敗していることが多い。それは人生が上手くいかないのも当然である。
暗黙知の習得困難
この底流層の人達の知識不足に問題は何かと考えると多くの人は、虐待だの貧困だの格差だのとありきたりなテンプレートでいうだろうが、それはあくまで表面上の問題で根本原因ではない。では、この底流層に潜む共通する根本原因は何なのか?それは、
”暗黙知”に気づいていない
だと分析する。実は先ほど挙げた実例のほとんどに関係するのは、暗黙知である。そしてこの暗黙知の習得なくしては活用できない分野である。生育途中で培った経験から自分で習得するものが多い。学校教育で扱うものでも、分野ごとの暗黙のルールや理屈がわかっていないと解けないものや、実生活でどう関連するか自分で判断できないと活用できないものが含まれている。
この暗黙知を習得できていないままその先にある問題に直面しているので、当然本人は解けないし、何がわかっていないのかもわからないという状態にすらおちいる。本人からしたら訳がわからないまま、気付いたら落ちこぼれていたというまるで浦島太郎のような状況だろう。
しかし、暗黙知の習得困難を放置されたままで社会へ放り出されているので、軋轢が生まれて上手くいかなくなるのは当然だ。つまり底流層が社会へ出るのが早すぎるのだ。各々習得スピードが異なるのに、年齢や学年で画一的に進級させるのは個々の能力に見合っていない。無理矢理社会へ出すのはエゴでしかなく、困るのは本人だ。
しかし、暗黙知の習得困難を放置されたままで社会へ放り出されているので、軋轢が生まれて上手くいかなくなるのは当然だ。つまり底流層が社会へ出るのが早すぎるのだ。各々習得スピードが異なるのに、年齢や学年で画一的に進級させるのは個々の能力に見合っていない。無理矢理社会へ出すのはエゴでしかなく、困るのは本人だ。
だから底流層の自由にさせず、しっかりと学習をして一定のリテラシーを身につけさせてから世に出すべきである。

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