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2026年1月6日火曜日

丸暗記だけに頼るから知識が増えない 頭の良い人は○○で暗記の量を減らしている

 学校で試験をすると、当然成績の良い子から低い子までが明らかになる。そして、成績のランキングは卒業するまであまり変わらないことが多い(たまに中級クラスの子が本気を出すようになって上がってくることはある)。私なんかは小学校中学校の時は田舎の公立学校に通っていたのに対し、高校では県庁所在地の私立の進学校に通っていたから、中・下位層と上位層の両方を見てきた。

 その中で、頭の悪い人と頭の良い人では学習の仕方で決定的に異なる点があることに気がついた。そしてその相違点が学習効率に影響し、結果として成績に反映され、ひいてはその後の社会生活にもつながっているということがわかった。

 そこでこの学習方法の違いが及ぼす影響について解説する。


 頭の悪い人は丸暗記に全振りする


 では、頭の悪い人に特徴的な学習方法とは何なのか?それは「丸暗記」である。とにかくこの層は丸暗記という手段で何でも対処しようとする癖がある。確かに丸暗記は学習方法としては非常にシンプルなので、飛びつきやすいというのはある。

 ただ、丸暗記はむしろデメリットが多いということに、中・下位層は気づいていない。ではどんなデメリットがあるのか列挙していく。


 ①覚えるものの総量が増える

 まず挙げられるのが、覚えるものの総量が増えるということだ。それは、当然だろう。本来覚える以外の方法で解ける問題でも丸暗記という方法を用いるのだから、その分覚えなくてはならないことが増える。


 ②覚えるまでに時間がかかる

 そもそも論の話だが、一つの事を覚えて忘れないようにするには時間がかかるということだ。一回テキストを見ただけではすぐ忘れてしまうので、反復学習が必要になる。その期間は短い人で2週間、通常は1カ月くらいかかる。これを全ての分野でやるのだから、合計の学習時間は膨大になるのは簡単に想像つくだろう。


 ③時間が足らなくなる

 決められた期間の中でこれを丸暗記だけに頼っていては、あまりに学習時間が増えすぎて時間が足らなくなる。時間が足らない分、学習量も減ってしまうから、当然頭にほとんど入らない。結果、知識が増えない。


 ④飽きてやらなくなる

 先ほども触れたように、丸暗記という方法は非常にシンプルだ。しかし、それは裏を返せば単調な作業になるということでもある。しかも時間がかかるとなれば、人間はおのずと飽きてしまう。飽きると面倒くさくなるのでやらなくなるのは、誰しもが経験したことがあるだろう。


 ⑤面倒くさいし、成績が上がらないしで、勉強が嫌いになる

 最後に待ち受けているのが、勉強嫌いになるということだ。ここまで来ると勉強にメリットを見出せなくなるばかりか、デメリットしか感じなくなるので嫌いになってしまう。そうなると余計に勉強に向かわなくなるので、さらに学習量が減ってしまい、知識が増えなくなる。



 頭の良い人はパターンで解くから、いちいち覚えない


 では頭の良い人はどうしているのだろうか?それは、なるべく「パターン」で解くことを重視している。このパターンというのは、公式、論理、理屈、法則、本能、遺伝、傾向といったものがそうだ。あらかじめこれらのパターンを覚えておいて、当てはまりそうなものはこのパターンを応用して解いてしまうのだ。

 例題を挙げたほうがわかりやすいと思うので、こんな問題を出してみる。

 1・2→5 2・3→11 3・4→19 4・5→29 6・7→〇 〇に入る数は何?

という問題があるとする。頭の悪い人は1・2→5、2・3→11と書いてあるのを一個一個覚えようとする。4・5→29という問題の復習なら解けるが、5・6→〇という問題が出てきた時にわからない、また覚えなくてはならないものが増えたという判断をしてしまう。

 しかし頭の良い人は、ここで「パターン」を見出し、このパターンだけを覚えておく。ちなみに、この問題のパターン(公式)は

 x×(x+1)+x+(x+1)=
 x×(x+3)+1=

である。なので、頭の良い人なら6・7→の答えを覚える必要がなく、公式を当てはめるだけで「55」という答えを導き出せる。

 ここで見える違いは、頭の悪い人はこの数列を「無限」に覚えなくてはならないが、頭の良い人は公式「ひとつ」しか覚えていない。∞:1で、圧倒的に頭の良い人のほうが頭も手間も時間も使っていないのだ。

 そうすることで、意図的に覚えるものを減らしていているから労力がかからない。そのため学習効率が良く、時間もかからない。だから飽きることもない。

 さらに、余力が生じるのでより詳しいことや余計なことまで覚えることにリソースを割くことができるし、応用も効いて様々な問題を解くことができるから、結果的に博学に見えてしまうのだ。

 つまり頭のいい人は、

 パターン認識

の能力を高めているということだ。これは人によっては、抽象化とか、応用力とも言う。そしてこれは数学だけに言えることではない。日常生活でもこの差が生活のレベルや快適さ、ひいては健康や生きやすさにもつながってくる。

 パターン化と応用が、知識向上から生活の質まで与えてくれるのだ。




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