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2026年3月24日火曜日

「このくらい、いいだろう」が貧困を招く 貧しくなるほど贅沢品に手が伸びる心理

 以前「財布にお金が無いことを貧困だと思っている左翼(家計管理の概念すらない人たち)」の記事で、困窮者に限ってお金の使い方が荒いということを書いた。これに関連して、ニュース番組やテレビのドキュメンタリーなどで貧困について取り上げられる中で、度々ブランド牛などの高級品に手を伸ばしたり、食べきれないほどの買い溜めをしてしまったりする人が登場している。

 もちろん、これを社会保障制度や行政の問題としているメディアは問答無用で悪いが、そもそもお金の使い方がバグっている上に、メディアと同様に他責している困窮者も極めて問題である。

 なぜ、このような傍から見れば明らかに問題視される行為や選択を困窮者はしてしまうのだろうか?なぜ、貧困になればなるほどお金の使い方が荒くなり、贅沢品や高級品に手が伸びてしまうのだろうか?


 貧困になるほどIQが下がる可能性


 実は米科学雑誌サイエンスに掲載されたカナダのブリティッシュ・コロンビア大学のJiaying Zhao教授の研究(出典:AFP BB News)によると、貧困になるとIQが13ポイント低下する可能性があるそうだ。13ポイントとなると、平均であるIQ100だった人が87にまで下がることになる。日本ではIQ85以下が境界知能とされているから、ほぼその境界線まで下がってしまうことになる。

 精神科医によると、この境界知能の人に起こりがちな問題として、

・後先を考えることができない
・割引計算が苦手
・おおよその合計額を把握しない
・目の前の誘惑に負けやすい
・一時記憶の能力の低下
・感情抑制が弱い
・計画性を持てない
・感覚鈍麻からくる強い刺激への欲求
・ストレスや欲求不満を増やしやすい
・白黒思考

などといった傾向が見られるそうだ。

 ではこれが、どう買い物に影響するのだろうか?




 知能低下が余計に衝動買いや場当たりな判断を招く


 結論からいうと、衝動買いが増えるのだ。

 ・感情抑制が弱くストレスや欲求不満が増えると、鬱憤晴らしやご褒美として贅沢品に手が伸びやすくなる。
 ・後先を考えられず目の前の誘惑に負けてばかりだと、「このくらい構わないだろう」とどんぶり勘定になりやすい。
 ・計算の苦手さがあると割引のシールが貼ってあるだけでお得感を感じてしまい、まとめ買いし過ぎてしまう。

 このように貧困が知能を低下させ、その知能低下が浪費を招き、さらに深刻化すると買い物依存におちいる場合もあるのだ。そしてこれがさらなる貧困を招き、自ら無限ループに落ちてしまい、永遠に抜け出せなくなる。


 「このくらい、いいだろう」という考えが貧困の始まり


 だからこそ、その入口である「このくらい、いいだろう」という考えが非常に危険なのだ。贅沢品なんぞ、どうしても今買わなければならないような緊急性のあるものでは決してない。生活を立て直してからでも十分間に合うものだ。

 ならば今は安物で満足し、余ったお金をスキルアップや自己投資に費やしたほうが、数年後にはより大きなお金となってバックしてくる。お金とは、メンタルとライフマネジメントとの戦いなのだ。


 「習慣化」してしまえば、後が楽


 そしてこれを防ぐ最も効果的な手段が、「習慣化」である。「このくらい、いいだろう」というのが頭に浮かんだ時点で、「いかん、いかん。また例の奴が出てきた」と振り切る。これを2週間から1ヶ月続けると新たな習慣となって、今までの負の生活サイクルをそれ以上我慢せずにリセットすることができる。

 しかも無理のない我慢の成功例を作れれば自信が生まれ、自己肯定感や自己効力感も高まる。するとこれを川きりに次のステップへ進むことも可能になろう。そうなれば、もはやお金の心配をしなくて済むし、知能低下が治まり、メンタルも安定するはずだ。




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