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2026年6月28日日曜日

精神障害は元々もっている性質がより際立ったもの






 時折、精神障害者は「ある日突然発症した」「精神障害は誰でもなりうる」と言う。障害者の間では真しやかに言われているフレーズだが、風邪なんかとは全く異なるので明らかに間違っている。


 精神障害者には元々傾向がある


 その証拠に、精神科医にしても心理士にしてもカウンセラーにしてもそうは捉えておらず、むしろ障害者には共通点や思考パターンがあることをつきとめている。つまり精神障害は特定の思考パターンに固執する人が、長年その思考を続けることでなるのだ。

 実際精神科の益田裕介氏が紹介していた、権威と呼ばれていた医師が書いた書籍には、元々その性格傾向をもっている人が精神障害になるとあり、突然なるものではなく性質が強化されたものと結論づけている。障害者は二極思考をもっているから単純に診断が出たのを境に発症したと思っているが、事実は長年の思考と選択から強化されて病的レベルに達したというのが正解なのだ。

 そもそも障害者自身にとってその思考は常態化しており、当たり前になっている。それゆえおかしさに気づいておらず、徐々に進行してしまい、診断がついた時点で初めて指摘される。だからこそ突然発症したように見えてしまうのだ。


 特異な性質が精神障害を生む


 このことからもうひとつ言えることがある。よく精神障害者は障害が性質を生むと決めつけているが、実際は逆で性質が精神障害にさせているということだ。幼い頃の性質のほうが先に形成されており、診断はある程度年がいってからされるので、性質→精神障害の順番になるのがわかる。これであれば精神障害の遺伝も説明がつく。

 それにSST(ソーシャル スキル トレーニング)も性質→精神障害の理屈に基づいて行われているので、性質が精神障害を生んでいるというのは正しいと言える。裏を返せば、その特異な性質を軽減したり、対処法を身につけたりすればトラブルが減るので、精神障害を改善する見込みが出てくる。


 精神障害は誰もがなりうるというものではない


 このように精神障害は、誰もがなるといえるほど無差別に発症するものではない。むしろ傾向によるところが大きく、なる人とならない人の個人差が大きい。

 ただ傾向がある程度見えていて、それを止めたり、代替手段を講じたりすることで、解消することも少なくない。しかも自分の思考パターンによるところが大きいから自分の問題でもあり、それゆえ自分で対処する方法も明解だ。

 決して精神障害は100%外部要因とは言えず、むしろ自分の思考に問題があるからこそ発症するものでもある。そのためにもSSTは有用といえる。




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