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2026年8月1日土曜日

怒りを抑えられない人の仕組み



 メンタル、障害、LGBTQなど、マイノリティの界隈をのぞくと、いつも誰かと口論になっている。大体、マイノリティ側の人間が怒りを撒き散らして反感を買い、集中砲火を受けて炎上するパターンだ。しかも、この怒りを撒き散らす人間は、いつも決まった人物だ。その人物はいつも怒っていて、誰彼構わず攻撃して、顰蹙を買っている。

 こういういつも怒っている人というのは、一般的な人と比べてその頻度は高い。しかも、その怒り方は激しく、むしろ幼児や発達障害児の起こす癇癪と同じ可能性がある。あまりに常軌を逸していて、普通の人では倫理観から躊躇してしまうような手段にすら手を染めてしまい、周囲を巻き込んで不幸におとしいれることをする者までいる。

 では、なぜこのような人物は怒りを抱きやすく、止められないのか?どうして理性が働かず、エスカレートして逸脱するのか?


 脳は使い方によって成長する部分が変わる


 怒りは感情なので、脳が司っていることは多くの人がわかるだろう。その中で感情は脳の中心に近い偏桃体が司っている。感情的ですぐに激高する人は、この偏桃体が肥大化していることがわかっている。

 反対に理性は前頭前野が司っている。ここの成長が促進すると、我慢が出来たり、冷静さを保ったり、相手の事情を考えて社会的に振る舞ったり、物事を深く考えて計画性が出たりする。要は、衝動性が抑えられるのだ。

 このことから感情を丸出しにしてきた人は偏桃体を頻繁に用いているから、ここばかりが成長してしまい、より感情的になりやすくなる。さらに前頭前野を鍛えていないから、抑止力が働かず、考えなしに衝動的に感情をぶつけてしまいやすくなる。加えて社会性も育っていないので手段を選ばず、相手を屈服させられればどんな手でも使うという誘惑に負けやすい。


 怒りは脳へダメージを与え、認知症のリスクを上げる


 もうひとつ問題は、怒りの感情は非常にストレスフルなので刺激が強く、脳細胞にダメージを与えることがわかっている。そのため感情的な人のほうが認知症の発症率が高いという。

 その裏付けとして、感情のコントロールが効かず、癇癪を起こしやすい双極性障害や統合失調症のような精神障害は、そうでないグループと比べ認知症の率が高い。感情処理が上手くなくストレスフルな精神状態が続くことで、認知症の原因物質であるアミロイドβの処分が追いつかず、溜まりやすくなって脳細胞を攻撃するのではないかと考えられる。


 理性的な振る舞いを意識的に選ぶトレーニングが重要


 では、これを防ぐにはどうしたらいいのか?それは偏桃体ばかり使わず、前頭前野の成長を促すことだろう。

 そのためには、前頭前野を使う頻度を高めなくてはならない。そのために、何かあったら必ず理性的または社会的な振る舞いを選択することだ。瞬間的に怒りを吐き出すのではなく、その場にふさわしいと思うほうを選ぶ。そうすると前頭前野を使用するので、成長を促せる。これを1カ月ほどやると習慣化されて新しい神経回路が構築されるので、あとは無意識的にできるようになる。

 あとは状況を一旦分析するほうへ意識を向けるのもいいだろう。これも使用するのは前頭前野なので、成長につながりやすい。しかも分析することで衝動的に行為におよぶ危険性を止められるので、一石二鳥だ。

 怒りや癇癪についてはトレーニング法もあるので、専門家についてもらうとより正確だろう。瞬間湯沸かし器になっても良いことはないので、コントロールできるほうが賢明だ。