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2026年9月8日火曜日

過去を見る人、現在を見る人、未来を見据える人


 物事の捉え方には、人によって3タイプある。過去を見る人、現在を見る人、未来を見据える人だ。それぞれ重視する点や判断材料、将来の展望に差が出てくる。そして時を経れば経るほどその差が開いて大きくなっていったり、人生の成否に関わったりする。

 そこでこの3タイプについてどんな特徴があり、どんな人生になりやすいのか解析する。


 過去を見る人


 さて、まず見るのは過去を見る人だ。何か判断を迫られたり、決断したりする際に、過去を基準に決める人だ。このタイプにはどんな特徴があるだろうか?


 経験が全てになりやすい

 最大の特徴は、過去の経験を重視するという点だ。経験は過去が生み出す最大の産物で、自分個人との結びつきが強いので、重視しがちな傾向にある。特に人間は成功よりも失敗回避のほうを無意識に重んじる習性があり、そのために経験は重要なファクターになりやすい。


 失敗回避が最大の関心事

 そのため、この仕事は過去にやってみたらダメだった、この方法は失敗しなかったから安心といった判断になりがちである。ただこの考えでは失敗回避のために○×ゲームをやっているだけなので、どんどん自分のやれる範囲が狭くなって選択肢が少なくなる。将来的には八方ふさがりになり、生活が成り立たない。


 不確定要素があると怖い

 結局のところ、恐怖心がこの行動をとらせている。生まれつきの特性やトラウマなど要因には個人差があろうが、生存本能が強くなりすぎて将来の可能性まで排除してしまう。将来というものはどうしても不確定要素をはらむので、失敗のリスクはつきまとう。これは過去を見る人にとっては危険なものに映ってしまう。


 堅実な面も

 とはいえ、ギャンブル的な判断はしないタイプなので、堅実ではある。確実にやれるものをコツコツと積み上げていくのには長けているので、無難な生き方をするタイプとも言える。大化けはしないが転落もしにくいという面がある。

 ただし、石橋をたたきすぎて何も行動に移せない場合があるので、要注意だ。


 現在を見る人


 続いて見ていくのは、現在を見る人だ。今どうしたいのか、今どう感じているのかなど、今にフォーカスをあてるタイプである。


 今の心地よさこそ一番大事

 このタイプが一番大切にしていることは、今の心地よさ、今の安楽である。とにかく不快なことが大嫌いで、苦しいこと、つまらないこと、退屈なこと、悲しいこと、寂しいことを悪いものと判断してしまう。


 嫌なことは、避けるor先延ばし

 上記のことから、嫌なこと面倒なことは避けようとする。避けるから先延ばしになるを繰り返す。なので、様々なタスクが手つかずになって、どんどん溜まっていくのがこのタイプだ。小学生の頃、夏休みや冬休みの宿題が最終日になるまでほとんどやっていないという失敗をするのは、典型的な例だ。

 このことから計画性が身につかず、人生で上手くいかないことが増える。健康維持ができない、時間や期限を守れない、キャリアを積み重ねられない、貯蓄ができないなど、長く定期的にやる必要があるものを進められない。そして10年後20年後に大きな差をつけられたり、しっぺ返しを食らったりして、詰んでしまう。


 気を紛らわせたり、気晴らししたりするために即効性の快楽を求めがち

 そして大きな問題点として、即効性のある快楽へすぐ走る傾向があることだ。とにかく不快なことを嫌うので、ネガティブな心境のままでいることを良しとしない。そのために一刻も早く気晴らしして気分転換を図ろうとするため、即効性のある快楽を求めようとするのだ。

 具体的には、ギャンブル、お酒、たばこ、ゲーム、暴飲暴食、買い物などだ。酷いと違法薬物に手を出す者もいる。しかもこれらは脳内物質のドパミンの分泌に関わる行為で、依存性が高いのも問題である。


 楽しいことには情熱を燃やす人も

 ただ、楽しいことには貪欲なだけに、その分野においては秀でる可能性はなくはない。職人芸的なものやエンターテイナー、トッププレイヤーみたいなものだったら、ワンチャンあるかもしれない。

 しかし、この手の世界は門戸が狭いので、成功率は極めて低いが・・・。


 未来を見据える人


 では、いよいよ未来を見据える人である。恐らくこのタイプは、他の2タイプと比べて極めて少ないと思う。将来どういう展開にいたるのかを常々推察しているタイプで、最も独特ではなかろうか。


 将来への備えが大事

 このタイプが最も大切にしていることは、ズバリ将来への備えである。自分が生き残れるかどうか、困らないかどうか、なりたい職業につけるかどうか、必要な物をそろえられるかどうかなど、将来への対策を重視する点にある。


 計画的かつ戦略的、平時から密かに行動

 しかし将来への備えをするとなると、一朝一夕にはできない。ぶっつけ本番でやっても対症療法にしかならないし、余裕もないのでできることは限られてしまう。それがわかっているので、このタイプは平時から対策をとる。

 しかも挫折しないために戦略を練り、計画を立て、着実に実行するよう自らを落とし込む。そうすることで余裕を作り、不測の事態におちいっても対処できるように仕組む。


 今の苦痛の大きさより、終わらない苦痛を嫌う

 このタイプは客観視や長期目線、全体最適など、マクロ視点を持つことが特徴である。そのため何でも総量や損益を気にする傾向がある。苦痛や損失が大きくてみんなが嫌がることでも、サッサと決断して解決を図ろうとする。いつまでも先延ばしして苦痛や損失を垂れ流すほうが、トータルでは損失が大きいと考えるためだ。

 しかも、サッサと決断したほうが早く楽になれるのもあって、大きな苦痛があるとわかっても実行に移す。

 だが、時としてこれが他人からは冷酷非情だと思われがちである。


 最も荒波を乗り越えるのはこのタイプ

 とはいえ、未来を見据える勇気と計画性は大きな強みである。これが様々な余力と選択肢の拡大につながり、他者とは比較にならないほどの能力差を生む。その結果、荒波に飲まれにくくなり、挫折の回数が減る分、得られるものが多くなる。

 大きなことを成し遂げるのもこのタイプで、他者との間に差をつけてしまう。より良い未来にしたいなら、このタイプを目指さないと難しいだろう。




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